3月28日は何の日?
こんにちは!いよいよ新年度も間近にせまってきましたね。
当社では毎年この時期になると、ある日に向けた活動に力をいれています。
その「ある日」というのは3月28日なのですが、何の日だかわかりますでしょうか?
実は・・・
「み(3)つ(2)や(8) 」という数字の語呂から「三ツ矢の日」という記念日として登録させていただいています!(※日本記念日協会にて登録)
そこで本日は「三ツ矢」ブランドを盛り上げるための取り組みをしている社員に話をきいてきました!
【プロフィール】
「三ツ矢」の歩みとその裏側
―――普段のお仕事の内容を教えてください。
「三ツ矢」ブランドの商品開発をしており、より多くの方に「三ツ矢サイダー」を楽しんでいただけるよう日々検討しています。
―――現在、「三ツ矢の日」に向けた取り組みを進められているそうですが、「三ツ矢の日」とはどういったものなのですか。
アサヒ飲料は、2004年に3月28日を「み(3)つ(2)や(8)」と読む語呂合わせから記念日として「三ツ矢の日」に登録しました。毎年、イベントや感謝祭を実施して、「三ツ矢サイダー」の良さを実感してもらう機会にしています。
―――「三ツ矢」はいつ頃生まれたのでしょうか。
1881年、ウィリアム・ガウランドというイギリス人化学者が、兵庫県多田村平野の地から湧き出る天然鉱泉を「理想的な鉱泉」として認め、それをびん詰めし、1884年に「平野水」として製造・販売したのが始まりです。2024年には140周年を迎えます!
※マドリッド協定批准を受けて、「シャンペンサイダー」の名称の使用を中止し、1968 年に「三ツ矢サイダー」に名称を変更しました。
―――当社のなかでも最も古く、多くの方にご愛飲いただいている商品ですよね。
実は、『銀河鉄道の夜』の作者として有名な宮沢賢治さんもファンだったそうです。給料日になると、行きつけのそば屋さんで、天ぷらそばと一緒に「三ツ矢サイダー」を注文していたそうです。その頃は「三ツ矢サイダー」の値段が天ぷらそばの1.5倍ほどの値段だったとも言われており、いまより高級品でした。
―――過去には面白い広告もあったそうですね。
1960年に気流調査(空気の流れを可視化する調査)を広告に活用して話題になったことがありました。調査カードと「三ツ矢サイダー」の引換券をつけた風船を富士山や東京タワーから飛ばしたんですよ。
―――長い歴史を持つ「三ツ矢」ですが、過去には苦しい時期もあったのでしょうか。
「三ツ矢」ブランドの販売量は1997年に一度ピークを迎えたのち、2003年にはピーク時から40%を超える大幅な減少となり、危機的状況に陥りました。お茶系飲料や機能性飲料の勢いに押され、炭酸飲料の市場自体が縮小したためです。
―――そこからどのように挽回していったのですか。
商品を見直して安心・安全な品質を約束することと、情緒的な魅力の訴求に改めて取り組んでいきました。具体的には、品質に関わる水、香り、製法の3つの約束を明確にし、この約束に基づいて商品をリニューアルしました。また、広告宣伝として、晴れやかな気持ちにさせてくれるという情緒的な魅力の訴求に加え、主婦の方々に対して安心・安全を強調した品質訴求を行いました。さらに、2004年に3月28日を「三ツ矢の日」と制定し、生誕120周年を記念するイベントも開催しました。東京・お台場エリア一帯行った「お台場3.28三ツ矢フェスティバル」や「三ツ矢サイダー」のサンプリングやラジオ番組イベント、大観覧車での記念撮影、ステージアトラクションなど多くのイベントを実施しました。
テレビや新聞などのメディアにも複数取り上げられ、こうした一連の活動が実り、V字回復を果たしました。
商品にかける想い
―――新さん自身が「三ツ矢」ブランドの担当をしていて、大変だったことはありますか。
「三ツ矢」は安心・安全で品質のよい商品であるとご支持いただいていることから、品質確保のために細かいステップを一つずつクリアしていく必要があります。また、ブランドの価値を守りながら、新しさも出していきたいので、果汁選びをより一層こだわったり、研究所の担当者とも何度も話し合い試作を重ねました。特に商品開発の担当になりたての時期は悩むことも多かったですが、親身になって聞いてくれる先輩・後輩が周りいてくれたからこそ、大変な毎日も乗り越えることができました。
―――一方で、やりがいを感じたこと、嬉しかったことはどのようなことですか。
初めて自らが手掛けた「三ツ矢特濃ピーチスカッシュ」(23年1月発売)が店頭に並んだとき、そしてその商品をお客様が「おいしい」と言ってくれているのを見たときはとてもうれしかったです。また、社内に「情報カード」という部署問わず気付きや意見など情報を共有するシステムがあるのですが、営業の仲間が続々と好調な売れ行きを共有してくれたことは大きなやりがいを感じました。
実は、桃フレーバーの「三ツ矢」商品は例年好評をいただいてきたので、これまでを超える味わいでありながら、特濃シリーズのコンセプトを実感していただける設計をつくるのは難しい課題でした。パッケージデザインに関しても2月以降に発売する特濃シリーズの他商品と一緒に並んだ際にも存在感が出るようなデザインの検討は容易ではありませんでしたが、それぞれ関係各部と議論を重ね、多くの方に協力いただいて完成に至ったので長く愛される商品になってほしいです。
―――あらためて、「三ツ矢」ならではの価値とは何だと考えますか。
長い期間皆様に愛される日本生まれの炭酸飲料であること、お客様から安心・安全で品質のよい商品であるとご支持いただいていること、そして飲むと気持ちがスーッと澄み渡り、晴れやかな気持ちにさせてくれることだと思います。
未来に向けた取り組み
―――アサヒ飲料のCSVにつながる「三ツ矢」のサステナブルな活動を教えてください。
近年ではラベルをフルシュリンクからハーフロールに変更する取り組みを実施しています。また、先月行ったばかりのリニューアルでは砂糖の使用を止め、果糖ぶどう糖液糖のみの使用に変更いたしました。このような製造工程の見直しによって、すっきりした味わいはそのままに年間で約100トンのCO2排出量削減を見込んでいます。サステナブルなブランドとしてさらに進化しましたので、より多くの方に楽しんでいただきたいです!
―――担当として携わるなかで「三ツ矢」のおすすめな楽しみ方はありますか。
「三ツ矢サイダー」を使ったフルーツパンチがおすすめです!お好きなフルーツをボウルに入れて、「三ツ矢サイダー」を注ぐだけで簡単に作れます。私もよく作るのですが、味がおいしいのはもちろん、彩りもきれいなのでぜひ試していただきたいです!
―――「三ツ矢の日」がどのように未来につながっていってほしいですか。
「三ツ矢サイダー」は、「Move your heart.」をパーパスに掲げています。透明な爽快感で、心の活動量が上がる体験を日本中、世界中に届けて、ワクワクと笑顔をつくっていきたいです。
―――ありがとうございました!
お店でも楽しもう「三ツ矢の日」!
「三ツ矢の日」にお店で行われていることも気になりますよね?そちらは営業担当の仲良し先輩後輩コンビに聞いてきました!
―――これまでの「三ツ矢の日」ではどのような売り場展開やキャンペーン等を行ってきたのでしょうか。
高橋:「三ツ矢の日」前後の週末は毎年スーパーの店頭に立ち、お客様に直接、「三ツ矢」のおいしさをお伝えしてきました。近年はコロナ禍で実施できていませんでしたが、昨年久しぶりに店頭イベントができました。
本田:昨年は「三ツ矢」デザインの自動販売機から無料で「三ツ矢サイダー」がもらえるイベントなどを実施し、延べ1万人以上のお客さまに「三ツ矢サイダー」を飲んでいただきました!
―――本年の「三ツ矢の日」はどういったことを企画されていますか。
高橋:お客様に店頭にて大きなサイコロをふってもらい、出た目によって景品をプレゼントしたりします。(※店舗によって実施内容は異なります)
本田:コロナ禍で中止していた「三ツ矢」の試飲会も約3年ぶりに再開します!
―――「三ツ矢の日」をどのように楽しんでほしいですか。
本田:「三ツ矢サイダー」を「最近飲んでいない」という方もいらっしゃると思います。「三ツ矢の日」をきっかけに是非お手に取っていただきたいですね。皮ごと搾ったグレープ果汁が使われた魅力的な新商品も発売しましたのでそちらも楽しみにしてほしいです!
高橋:少し大げさかもしれませんが、5月5日の「こどもの日」のように、毎年3月28日が近づくと、そろそろ「三ツ矢の日」だね~という会話が生まれるぐらいにしていきたいです。多くの方に知っていただけるよう、私たち営業も頑張ります!
―――ありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
もしお時間ございましたら店頭で「三ツ矢」をチェックしていただけるとうれしいです!YouTubeでは一緒に取材にいった「100 YEARS GIFT」公式キャラクターのニコのインタビューの様子を配信しますのでぜひご覧ください!※YouTubeは3/24(木)10:00公開予定です。