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【N/S高×アサヒ飲料「100 YEARS GIFT」】プロジェクト進捗をご紹介!

今回は、現在進行中の【N/S高×アサヒ飲料「100 YEARS GIFT」高校生と一緒につくるWeb CMプロジェクト!】の途中経過についてご紹介します。6月の記事の中でキックオフの様子をご紹介してはや2ヶ月。現在、N高等学校・ S高等学校(以下、N/S高)の参加生徒さんたちはWeb CM制作作業の真っ只中です!

【N/S高×アサヒ飲料「100 YEARS GIFT」高校生と一緒につくるWeb CMプロジェクト!】についてはこちらもご覧ください!

先日、授業にお邪魔させていただき、絵コンテ制作の様子を取材してきました。今回は奮闘中の生徒の皆さんの様子をお届けいたします。

生徒同士で意見を出し合い、より魅力的なコンテンツに!


取材当日は授業で絵コンテ制作を進めながら、生徒同士での共有会が行われました。

まずは前回までの振り返りからスタート! 一部生徒さんの前回の授業の感想が画面に映し出され、情報やアイデアの共有の仕方についての気づきや、他チームとの比較を受けてのコメントなどがピックアップされました。

モニターに映し出された前回までの感想と、自分たちの状況とを照らし合わせる生徒さんたち。
その表情は真剣そのものです。

その後はチームごとに作業を進めました。イメージを具体的にしていくために参考にしたい素材を検索して意見をすり合わせるチームや、具体的に絵コンテに落とし込むために動画のコマ数を確認するチームなど、進め方は多様です!

チームメンバーで議論をしながら進める生徒さんたちの様子。
笑顔も交えながら活発な意見交換をしていました!

そして、授業の後半では、他チームとの共有会も開催!他チームとオンラインでつなぎながら悩みを相談し合い、お互いにフィードバックを行いました!

取材した新宿代々木キャンパスとは異なるキャンパスの生徒さんと
オンラインで共有会を行いました!

共有会では、
「映像制作が得意ではないメンバーが多いがどのように制作を進める予定か」
「アサヒ飲料さんが考える未来について自分たちはこのように考えたが、皆さんはどう思うか」
「具体的に作業をどのように進めているか」
「おすすめの編集ソフトがあったら教えてほしい」 
といったコメントがありました。
悩みや意見を共有し合うことで多くの新しい気づきがあったようです!

フィードバックで出た意見から、追加で情報を検索して、
ワークに生かそうとしているチームもありました!

取材にお邪魔した新宿代々木キャンパス以外でも生徒さんたちが奮闘している様子をシェアしてくれました!

手元のメモには文字や絵がぎっしり。熱量が伝わってきます!

伝える難しさを実感するも、学びを糧に前向きな生徒さんたち


授業後には生徒さんにもインタビューさせていただきました!

お話をお聞きした参加生徒さん。左から邑中さん、岩井さん、山下さん。

――ここまでの感想を教えてください。

邑中 人に伝えることは難しいなということを実感しています。視聴者が自分たちの意図通りに理解してくれるとは限らず、想いを正しく伝える方法をみんなで考えることに苦労しています。

山下 自分たちが伝えたいものを形にするコンテンツ制作において、表現方法が多くあると授業を通して知りました。撮影方法や直接的なキャッチコピーなどあらゆる点で工夫をしていくことが難しいと感じていて、課題だなと思います。

岩井 これまでも映像をつくるという経験はしましたが、Web CMをつくるとなると伝え方が異なるので難しいと感じています。また限られた時間の中で、アイデアを詰めていくのか、映像としてのクオリティを上げていくのか、どちらに重きを置くのかを考えることも重要だと思っています。チームによって得意分野も異なると思うので、どこが自分たちのチームの強みかを分析しながら進めていくことが求められるなと感じつつ、その点を見出せると良いコンテンツづくりにつながるのだろうと思っています。

――チームでのワークはどのように進められているのですか。

岩井 週に1度、授業外にオンラインで1~2時間ほどミーティングの場を設けています。また、スラックを活用して授業時間外でもアイデアを思い付いたら共有し合うようにしています。今後は学校にいる時間も活用しつつ対面でも話し合いながら進めていければと思っています。みんながどういった環境なら話しやすいかを考えながら進めていきたいです。

――ここまでの授業を通して印象的だったことはありますか。

邑中 それぞれの感性が異なることを理解しないと、自分が思っていることと相手が想像していることが違うということになりかねないので、認識合わせが重要だと学びました。

岩井 初回授業の中で出てきた構成の話や、自分たちでさまざまな分析をする中で、視点が少し変わるだけで、捉え方が変わることに気づくことができました。ありきたりなことでも表現によって見え方が変わることがあるのだと学びました。

山下 僕の中ではアサヒ飲料さんから仕事を任されているという認識をしていて、僕らが表現したいことがアサヒ飲料さんの想定イメージに合致しているのだろうかと思いながら進めています。例えば、「100 YEARS GIFT」のキャラクターを入れるなどオリエン内容を意識し、アサヒ飲料さんが望んでいる形にしながらある程度のクオリティで提出することは難しいことだなと痛感しています。

この日は当社ホームページを見ながら内容を検討している様子も見られました!

――本日授業内で行われた共有会ではどのような話をされたのですか。

邑中 自分たちが悩んでいることからこだわっている部分まで、ほかのチームの人たちがどのように思うかを聞くことができました。

岩井 私たちのチームでは独自性や新規性を大事に取り組んでいるのですが、ほかのチームの人たちはそこまで考えられていないと言っていて、ほかの点を大事にしているとのことでした。自分たちと他チームの大切にしているところが異なることが分かって興味深かったです。

山下 僕らは、今回のコンセプトは「100 YEARS GIFT」のみだと思っていたのですが、コンセプトの捉え方が異なるチームもありました。彼らは「ワクワクと笑顔」を届けるという直接的な部分だけでなく、その先にアサヒ飲料は明るい社会をつくることを目指しているという部分をCMで表現したいと語っていました。コンセプトをそのまま表現するのではなく、その先に何があるのかを表現するというのも一つの方法なのだと勉強になりました。

――これからどのように進めていきたいですか。

邑中 自分たちの軸にする部分を決めたので、その点をぶれさせないようにしたいです。かつ、映像の技法なども学びつつ、どういう形なら伝わりやすいのかを検討していきたいと思います。

岩井 私たちのチームは突出して映像制作が得意なメンバーがいるわけではないので、アイデアを突き詰めるところに時間を使いたいと考えています。ほかのチームのアイデアや進捗も共有されているので、ほかのチームの内容とも比較しながら自分たちのアイデアをブラッシュアップしていきたいです。

山下 ほかのチームのアイデアだけでなく、有名企業のCMなど世の中に出回っているものも比較してみていきたいですね。自分たちの軸となる部分を大事にしつつ、参考にしたものの中で取り入れられる部分があれば生かしていきたいです。

――ありがとうございました!

生徒さんの奮闘に当社社員も刺激


後日生徒さんから提出いただいた絵コンテを当社社員が確認し、チームごとに感想をフィードバックしました。どのチームも考え込まれている様子が伝わってくる内容で、ユニークなアイデアも多数! 絵コンテをベースに今後具体的に動画制作が始まることを想像し、ますますワクワクしてきました。

絵コンテを確認中の当社社員の様子。
さまざまなアイデアが盛り込まれた内容に引き込まれてしまいました!

絵コンテの次は選考会に向けて動画制作に入ります。どんどんとカタチになっていくことにとてもワクワクします。今後の進捗は後日共有いたしますので、そちらの記事もお楽しみに!