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【エッセイ】赤飯の豆
赤飯はもち米に食紅でピンク色をつけ、炊けてから甘納豆を混ぜるものだ。甘納豆は小豆のときと大納言のときがある。大納言は混ぜるときにつぶれるので小豆のほうが好きだ。食べるときはごま塩をかける。
それが普通だと思っていたのだが、どうやらこれは北海道の赤飯であるらしい。(市販の赤飯おにぎりも甘納豆だ)
高校生くらいのときに初めて小豆でもち米を炊いた赤茶色の赤飯を食べたとき、その色と甘くない味に驚いた。なんて愛想のない味だろう。しかし何度も食べるうちにおいしいと感じるようになった。
これが赤飯のスタンダードか。
自分の普通が世界の王道だと思ってはいけないってことだ。(だからと言って卑屈になる必要はない。自分にとっての普通は、やっぱり普通なのだ)
今はどちらの赤飯もおいしく食べるが、作るのが楽なのは多分甘納豆のほうだろうな。
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