【エッセイ】耳がいたい
『風の谷のナウシカ』でクシャナが「カンゲンミミガイタイ」と言っていた。
それが「諫言耳が痛い」であると理解したのは大人になってからだ。
このごろ、疲れると耳が痛くなる。
前に外耳炎をやって以来、かゆくなったり、汁が出たりの繰り返しだ。
あまり耳掃除をするなと医者に言われたが、かゆくて痛くて触らずにはいられない。
それが、物事がたて込んだり、疲れがたまってくるとズキズキと痛み出す。
疲れや、体調のせいだと思っていたのだけど、もしかしたらこれって…。
誰かがわたしを諌めているのかもしれない。
そうだとしたら、親切なひともいたものだ。
しかし言葉は聞こえないのに耳だけが痛くなるとは残酷だ。聞こえないのではなく、自分が聞こうとしないだけなのか。
今のところ心当たりはないが、素直な心で言っておこう。
「諫言、耳が痛い」
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