子どもの学校行きたくない、対処法は?わが家の場合【小学生】
わが家には小学1・5年生の姉弟がいます。
ある朝5年生の娘が『学校にいきたくない…』とつぶやきました。
わが家ではこのワード、定期的に必ずでてきます。
気づけば、母14年生のわたしが
子どもの『学校行きたくない』で実践する5つのこと。
これをすることでわが子たちは
自分から『学校に行く』と言ってくれます。
少しでも同じお悩みをもつ方の参考になれたらうれしいです。
わが家の対処法
三者三様の理由があっても、
いつも私がとっている行動は以下の5つです。
①まずは行くことをすすめる
『とりあえず行ってみて
途中でしんどくなったらいつでも迎えにいけるから
先生に相談してみて~』
わが子はこう伝えると、だいたい向かいます。
行くまでが面倒で休みたいという場合は
行ってしまうと平気なことが多いためです。
途中で帰ってきてもいいなら
まぁいいか。と思うようです。
②休ませる(寝かせる)
娘は日々ミニバスに励んでいるので、
土日の練習や試合によっては疲れ切っていることも
少なくありません。
いつでも帰ってきてもいいよ、と言っても休みたがるときは
だいたい学校をお休みします。
からだが疲れているのか、こころが疲れているのか
きっとどちらかと思われるためです。
まずは気が済むまで休んでもらいます。
③おなかを満たす
おなかが空いていると、元気、でませんよね。
ふんばりたくてもふんばれないと思うのです。
食べたいものを聞いてお腹を満たします。
④母と2人だけでおでかけをする
ほかの姉弟に内緒のおでかけ、が重要です。
あとで子どもが姉弟にしゃべってしまっても大丈夫です。
大事なのはいまこの瞬間、あなたのことだけを見ている
あなたのことだけを考えているよ、ということを
子どもに実感してもらうことだと思います。
そしてここで、どうして学校にいきたくないのか
少しずつ探りを入れてみます。
学校にいってほしいとわたしが思っていることを悟られないように
しつこく問いただそうとしないように、それだけを気をつけながら
『ふ~ん』『そうなんだ!』『えー』『それはいやだね~』
この言葉をくり返していると、ぽろぽろと話してくれます。
このときわたしは聞き役に徹します。アドバイスなどは不要です。
不思議なもので、こどばにして吐きだすと
だんだんすっきりとした表情になるのがわかります。
人に伝えることで頭や気持ちの整理になるようです。
そのあとわたしは
いま娘から聞いたことをそのまま要約して
繰り返して伝えます。
そうすることで娘は、
『うんうん、そうなの!』と嬉しそうにします。
こちらはあるyoutuberさんのうけうりですが、
効果てきめんでした。
ココロの中のドロドロを吐き出して整理して
共感してあげることで
おでかけから帰るころにはいつもの様子になります。
⑤逃げ場があることを伝える
学校に行くことだけが全てではないと思うよと伝える
だいたいは4つめが終わると
『明日は学校にいこうかな』と言ってくれるのですが
それがない場合は、行かない選択肢も伝えるようにしています。
娘は、学校は行かなければならない場所だということは重々わかっています。それでも行きたくないと私に訴えるということは、よっぽどしんどい思いをしているからだと思うためです。
そして実際、行かない選択をするのもわたしはありだと思っています。
今はオンラインの塾や家庭教師、フリースクールなど
昔に比べて勉強を教えてもらえる場所は見つかりやすいです。
学校に行って人間関係でつらい思いをして、
生きる気力を削られるくらいなら
死にそうに無理をしてまで行くことはないと思っています。
行きたくない理由によって休む日数はそれぞれでしたが
最後には自分から『あしたから学校行く』と言ってくれています。
わたしが思う子育てのゴール
わたしの子育てのゴールは
子どもたちが大人になってふと人生を振り返ったときに
幸せだったなと感じてもらえることだと考えています。
そのためにはまず、自分のことを好きでいてほしいのです。
自分の存在を否定しないこと。まずは自分自身を大切にする。
そうすればまわりのひとにも優しくなれると思います。
自分を否定され、ないがしろにされながら
死にそうにつらい思いをして、生きる気力を削られるまでしても
学校に行きなさいとは、わたしは言えません。
でも、学校に行くことでしかできない経験はたくさんあります。
他人と関わってはじめて、比べてみてはじめて
自分は何が得意なのか、何が苦手なのか
自分が見えてくることがあると思います。
大人になっても、一人で生きていくことはできません。
見えないところで誰かに助けてもらったり、手伝ってもらって生きていく
学校で人との関わり方、助け合うことを学ぶことは
とてもとても必要で大切なことだと思います。
でもそれは今の場所でなければだめということではないと思うのです。
このクラスが無理なら、クラスが変わったとき
この学校が無理なら、中学に上がったとき
きっとどこかで自分が頑張れる居場所に出会えるはず。
そんな場所に出会えたときに
子どもたちが自分からまたがんばろう!と立ち上がれるように
自分自身を大事に思う気持ちを育ててもらいたいと思います。
この先もし娘、息子が学校に行けなくなったとしても
今は充電期間だと、長い目で見守りたいと思っています。
最後までおよみいただきありがとうございました。