見出し画像

春採湖を一周してみよう


春採湖とは。

いや待って。春って字はこれで合ってるっけ?
改めて見ると何か変な感じが……。
と、冒頭から既にゲシュタルト崩壊している私。この先大丈夫だろうか。不安で仕方ない。

春採湖(はるとりこ)は、日本の北海道釧路市にある湖である。海面下降の際に取り残された海跡湖で、春採川を通じて海水が入りこむ汽水湖でもある。国の天然記念物であるヒブナが生息する。12月から4月まで結氷する[注釈 1]。「はるとり」の湖名はアイヌ語に由来するが、「アルトル」(岬の向こうの土地)、「ハルトル」(山菜を採る斜面)などの説がある[1]。

Wikipediaより引用


春採湖は“湖”とは言え山中にあるわけではなく、普通の住宅街に存在する。
すぐ側にはショッピングモールがあったり、家があったり。勿論春採公園内は湖をぐるりと一周出来る散策路や小さな池、謎に急勾配な木の階段が所々にあったりする。その階段を一度ヒィヒィ昇ってみた事があるのだが、確か上の病院の方?博物館の方かな?とにかく上の方に出た。そう、階段を登ると必ず上に行くのだ。(小泉構文やめろ)

昔から軽く散歩したり湖を眺めたりはしていたのだが、実は一周した事が無くて。
釧路民は“春採湖一周”した事ある方が結構いらっしゃるのでは?と予想してみたが、どうだろう。私の周りは2割程度だったけど。あれ、そんなにいないかな……。

そんな私、いよいよ一周してきたのである。
ウォーキングしなくてはならない時期にシリアスでハードな春採湖一周を。
そして今年二度目は母とのんびり散策を。

結果、めちゃくちゃ良い!!
どうして今まで一周しなかったんだろう?と後悔するくらいに良かった。
歩数的には私が毎日飽き飽きしながら歩いていた定期コースと変わらないのだが、春採湖はすぐ側に湖!美しい木々、草花!野鳥観察も出来るし、たまにシマエナガも!所々に現れるお地蔵さんや石像!え?ここで休憩する?みたいな場所にあるベンチ!やたらと鯉が群がる橋!
というように、自然大好き人達が盛り上がる要素が沢山あるのだ。
(でも夏場とか、ちょっと暖かいと虫達のパラダイスだからその辺はちょっとキツい)


さぁ出発!


というわけで、何枚か写真撮ってきたので一緒に春採湖一周しませんか。
住宅街の中にある湖もオツですぜ!

ってこれいつの春採湖?冬の手前のような……


うっかり出発時に肝心な湖を撮影し忘れ、昔訪れた時のその辺の写真を引っ張り出してみた。
結構広い湖。

紅葉が綺麗


その先を歩いて行くと、木々の隙間から鮮やかに色付いた紅葉が。癒される……。

これ、謎の木。


これ何の木?草?なんだろう。
表面はびっしり絡まっている感じなのだが、この内側には空間があるのだ。カーテンのような感じ。不思議。

秋だねぇ


これ、実物はもっと先端フワフワしている。
モフモフとかフワフワっていいよね。

突然現れる“友愛の並木道”


こういったものにあまり深くは追求しないが、どこからどこまでが友愛の並木道だったのかちょっと気になった。

水鳥観察デッキがありますよ

あれ、思ったより写真細かく撮って無いなぁと感じた所存。鳥もなんて小さい姿……。

さ。ここらでそろそろ中間地点。

この辺まで来た。左下の方まで。

いやざっくりすぎか。まぁいいか。
出発地点が上の方で、千歳町を過ぎたあたりまで来た。
自分はまだまだ全然ガツガツ歩けるが、今回は母が一緒でのんびり散策という事で……

あいすこーしーが染みる〜


野鳥観察舎(先程の小さな鳥を撮った所)から歩いて数分、「珈琲おととん」さんへ。

おととんさんは本当に良いんだ。
以前も来た事があり、落ち着いて過ごせる店内と美味しいお食事と珈琲やデザート。おひとり様にも優しい窓際席(しかもコンセントがある)などがあり重宝していたのだが、ここに来て数倍好感度が跳ね上がった。

朝10時から開店しているのだ。
春採湖一周していると中間地点のすぐ近く、10時から開店している喫茶店がある。奇跡ですよこれ。
都会では朝から営業しているお店が沢山あるのだろうが、釧路はそうそう無いのだ。大抵飲食店は11時開店が多い。
何度も言いたいのだが、最近本当にお好み営業が多いように思う。お好み営業とは勝手に私が付けた。極端に短い営業時間、土日祝休み、夜になる前に閉店、開店時間が日々変動する、週1〜2営業などなど。平日仕事の人が行けないお店が結構ある気がする。
ところで土日祝がお休みのお店って、稼ぎは度外視なのだろうか。
まぁ、自分の生活スタイル重視な営業は今の時代には合っているのかもしれない。(土日のどっちかはやって欲しいな……)

……はっ!これ何の話し!?

と、とにかく、スタバやタリーズは早い時間から開いているが、春採湖の途中には無い。中間地点にあるという所がミソなのだっ!

昔ながらのパンケーキも良き


ふわシュワなパンケーキではなく、お母さんが焼いてくれた素朴な感じも好き。
母と半分こ。歩いた疲れが吹っ飛ぶ〜。

川ぁ……

そうそう、突然住宅街に放り出される瞬間があるのだが、ここで道を間違える人がいそうだなと思った。看板が欲しい。

さて、また歩くとしますか。
春採川に繋がる場所まで辿り着いた所で、ここで鯉タイム。

鯉の群れが口をぱくぱくしたり


あまり得意では無いので餌待ちな顔は写さず、こちらに迫り来る様子を。
めっちゃいる。たまに錦鯉?もいる。真っ白な鯉もいる。

鳥見台


昇ってみたが、この日は鳥の声が全然聞こえずそそくさと降りて先を急ぐ。

ドングリタクサンオチテル


この道がすごく好きだ。
何と言えば良いのか。何となくジブリっぽさがあると言うか。

これは花?実?


道中、この赤ピンクな花?実?が沢山あった。
植物や花の名に疎い私にはわからないのだが、すこぶる目の保養になる。


いよいよここまで来た。博物館が見える。
少し前に歩いていた場所が向こう側に見えるという事は、ゴールまであとひと息。

看板が見えた!


来た!お馴染みのショッピングモール!笑
ツルハもユニクロもザビッグもしまむらもカラオケもラーメンとか色々あるよ!コーチャンフォーもあるし焼肉も寿司も食べれる!春採栄えてる〜!

おや……


よし!もうすぐゴール!
と思いきや、手前に謎の場所が。母がフラフラ吸い込まれるように歩いて行く、その後ろを付いていくと“ハルトルチャランケチャシ跡”の案内板が見えた。こんな所あったんだ……。

小高い丘のようなイメージ


ガサゴソと緑の中を老婆とおばさん、ヒイコラ登る。
母さんも足腰強くなったな。まだ傾斜を登る元気残ってたのか。すげ。

高い所から春採湖を一望出来る


チャランケとは裁判、談判、討論という意味を持つらしい。少し調べてみると、アイヌの方々はこのチャランケで様々な事を解決したという。とことん話し合うという事だ。
そしてチャシとは柵囲い、砦、見張り場といった意味で、高い場所に築かれるらしい。

写真には撮らなかったが、このチャシにはお地蔵さんが並んでいる場所もあった。
春採湖周辺にはお地蔵さんや石像、石碑を多く見た。とりあえず会釈をして、チャシを後にした。

春採湖ネイチャーセンター


戻ってきたぞー!

このネイチャーセンターが見えたらほぼゴール。後は車に乗り込んで飲み物飲んでサッサと帰るだけ。


というわけで、今回は「春採湖一周」がテーマでした。
ちなみに一周は4.9キロと言われており、寄り道せずに一周だと歩数は大体6千歩後半かなと。
おととん、チャランケチャシに寄ると8千歩以上稼げた。あらやだ、歩数=稼ぐものだという考えが染み付いている。これはまずい。

景色を楽しめて、若干坂がある事によってより一層鍛えられる感じがする春採湖一周。
雪が降る前にまたチャレンジしよう。
ゆったり景色を楽しみながら歩き、途中で珈琲飲んだり竹老園のお蕎麦食べたりして、また歩くんだ。控えめに言って最高。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集