0.眠れないのは辛いよね
眠るのが下手な皆さんと、眠るのが下手な日がある皆さんと、大事な人が眠るのが下手な皆さんへ
夜中に書いたラブレターは朝に読むと大変。というのは有名な話です。夜中に大事な決断をしては行けないという説もあります。夜中の脳は普通ではないのです。一滴のビールすら口にしていなくても、お天道様の目が届かないというだけで私たちの脳は好き勝手に暴れてしまいがちなのです。でもそれは自然なことです。馬鹿や不具合と言ったことではなく、脳だって体の一部なのですから、時間帯によって働き具合が違うのは当たり前のことです。あなたの胃は寝起きに背脂こってりラーメンとか食べたくないでしょう?長時間パソコンの画面を見たあとは目も霞むこともあるでしょう?
ある日突然、あるいはじわじわと、眠るのが下手になってしまう。そうすると、眠れなくて苦しい、苦しいので眠らなくてはならない、眠れないのが気になって眠れないという不思議なループにはまり、これが何日も続くと、ただ眠るということも出来ないということにびっくりするほど激しく悲しい気持ちになって、朝になると疲れ切ってヘトヘトです。
脳は、夜中のテンションで自分を責めることもあります。夜に自分のことを嫌いになってもそれは信じてはいけません。真夜中の自分は普通の自分ではないのです。
昼の自分はそれをわかっています。でも、夜中の自分は常に嵐の中にいて、冷静に事実を見つめることは難しいのです。重症化してくるとこのまま死んでしまうのではないか、あるいは死んだ方がましだ。のような考えに襲われることもあります。冷静に考えて眠れないくらいで死んでしまうことはないのですが、これは実際なってみないとわからないことで、思いつめがちな脳は、そう思ってしまうのです。そして夜のダメージを負ったまま神経のバランスが崩れると、夜中の悪い考えはだんだん昼の時間まで浸食してくるようになります。
私は、そのような真っ暗闇の不眠の日々から抜け出すために様々な方法を試しました。今はさほど睡眠に困っていないのですが、せっかくなので何をしたのかここにためておこうと思います。私もいつかまた、眠れなくなる日が来るかもしれませんし。
もし気が向けば、相性の良さそうな方法を採用してもらえたら嬉しいですし、そんな元気がないとしても、眠れなくてジタバタする仲間の話として気休めにでもなったら良いなと思っています。いろいろやったけど、100は流石にないかもしれません。でもバスルームで髪を切る方法だって100はないと思うので、そこはそれで。私は90年代を愛しています。
良い夜を。
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