カレーにまつわるエトセトラ
阿佐ヶ谷書院をやるうえで、作ってみたかったのが、カレー特集雑誌的なもの。『dancyu』では毎年1回カレー特集があるし、阿佐ヶ谷書院的なスタンスで、カレー特集をやりたいなと思ってたんです。判型はかつての「別冊宝島」とか「文藝別冊」みたいにA5サイズのムックスタイルでやりたいなと思っていて、『カレーにまつわるエトセトラ』をやることにしました(厳密にいえば、書籍扱いなので、雑誌でもムックでもないんですが)。
それで、タイトルはもう自分がやるときは、この『カレーにまつわるエトセトラ』に決めていました。もう10年近く前、自分がカレーのミニコミを作ったときに、企画のワンコーナーでも使ってたんですが、そのときから、このタイトルでカレー雑誌を作りたいなと思ってたんです。タイトルはもちろんPuffyの「渚にまつわるエトセトラ」をパクってはいるんですが、決してそれだけでなく、『カレーにまつわるエトセトラ』を略すと「CME」になるなってこともあるんです。ザ・ルースターズに「C.M.C.」って歌があるんですが、これがまた超名曲で。響きがまあ似てるし、CMEって言いやすいし、それにもあやかってます。
この『カレーにまつわるエトセトラ』の第一号には、マサラワーラーやアジアハンターの小林さんといったそれまでに阿佐ヶ谷書院から本を出してくれたかただけでなく、ケララの風の沼尻匡彦さん、マナカマナの齋藤まどかさん、エリックサウスの稲田俊輔さん、アンビカのヒンガル・ニッティン社長、ヤムヤムカデーの古積由美子さん、元バニラビーンズのリサさん、イラストレーターの吉岡里奈さん、ライターのパリッコさん、ライターのBUBBLE-Bさん、インドカレー屋のBGM担当ディレクターの川口法博さんなどなど、面識ある方から初対面の方まで、お仕事をご一緒にしてみたかった方々にも出演してもらいました。ひとりでこういった雑誌的なものの編集作業は思ったよりも大変だったりするのですが、やっぱり楽しいものですね。
CMEは2020年に第一号を刊行して、間が空きましたが、第二号は今年刊行しますし、ネタはいろいろろあるので、続けていきます。現在取材、編集作業中です。ご興味ありましたら、ぜひ第一号を手に取ってみてください。また、今年発売されるであろう第二号もよろしくお願いします。
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