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阿佐ヶ谷にある出版社、阿佐ヶ谷書院の中の人です。『南インドカルチャー見聞録』『日本の中…

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阿佐ヶ谷にある出版社、阿佐ヶ谷書院の中の人です。『南インドカルチャー見聞録』『日本の中のインド亜大陸食紀行』『カレーにまつわるエトセトラ』などを刊行しています。阿佐ヶ谷書院の業務日誌的なことを書いていこうかと思っています。よろしくお願いいたします。

最近の記事

ナマステ山形開催します!

告知です。 8月20日の日曜、山形市にある隆勝寺というお寺で、ナマステ山形開催します。マサラワーラーのレシピ本『MASALAWALA SOUTH INDIAN COOKBOOK』発売となり、バンドのレコ発ツアーのようなものですね。阿佐ヶ谷書院とは何かと縁の深い土地、山形に行きます。 当日は12時半からと15時からの二部制で、マサラワーラーが南インド料理、ノンベジミールスの食べさせられ放題を振る舞う予定です。 また、アジアハンターの小林さんもインド食器の販売のために参加し

    • 『MASALAWALA SOUTH INDIAN COOKBOOK』発売です

       阿佐ヶ谷書院の新刊、インド料理ユニットのマサラワーラーによる南インド料理のレシピ本『MASALAWALA SOUTH INDIAN COOKBOOK』が発売となりました。ぼくは編集担当しただけではありますが、ここでは本の紹介と発売経緯などを書き残しておければと。  マサラワーラーは武田尋善さんと鹿島信治さんによる二人組のインド料理ケータリングユニットで、呼ばれれば東京はもちろん日本全国どこへでも行きますし、インドで現地のインド人を相手に料理を振る舞ったりしたこともあります

      • 日本の中のインド亜大陸食紀行 富山&新潟編

        さて、寒い日々が続きますが、こんなときはアジアハンターの小林真樹さんの著作『日本の中のインド亜大陸食紀行』でもゆっくり読んでみてはいかがでしょうか。ただいま大好評発売中です。その中から富山新潟のモスクに行ったときの食紀行をご紹介します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 富山モスクと新潟モスクのイフタール    富山県北部を東西に縦断する国道8号線沿線。比較的交通量の多いこの国道沿いを走り、射水市近くにさしかかると、道路の左右にはパキス

        • 日本のインド・ネパール料理店 北関東編

           さて、年末年始、時間あるときに何か本を読んでみたいなどありますよね。そんなときに、阿佐ヶ谷書院刊行の小林真樹さんの『日本のインド・ネパール料理店』はいかがでしょうか。以下、ほんの少しですが北関東編を抜粋して掲載しておきます。もう、ちょっと取材したレベルでは太刀打ちできないような、小林さんでしか書けない、ものすごい情報量です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 流民の歌~栃木・群馬  コアな外国料理マニアの間で使われる「現地系」なる言

        ナマステ山形開催します!

          CME Vol.2完成!

          阿佐ヶ谷書院新刊、『カレーにまつわるエトセトラ Vol.2』できましたー。今週末6/24に発売となります。アマゾンでもご予約受付中です。老舗なカレーからインド亜大陸料理まで、巻頭のエスビー赤缶特集から巻末のアジアハンターの小林真樹さんロングインタビューまで、いろいろ読み物満載に詰め込んであります。 また、アンケート的に、カレー店店主おすすめカレー関係書籍紹介、カレーをよく食べている方々にテーマ別で好きなお店紹介をしてもらいました。 ご興味あるかた、よろしくお願いします〜。

          CME Vol.2完成!

          カレーにまつわるエトセトラ Vol.2は6/24発売です!

          さて、阿佐ヶ谷書院の新刊『カレーにまつわるエトセトラ Vol.2』は6/24発売です。アマゾンでの予約も開始しています。こちら雑誌テイストにいろいろなかたが参加してくれていますので、どんな企画があるのか、紹介しておきます。 エスビー特集は、田嶋章博さんのテキストだけでも10ページほど、稲田俊輔さんのコラムとテキストでも10ページほどの大特集。お店の方々へのインタビューでは8~10ページほどのロングインタビューで、濃い内容となっています。 カレー、インド亜大陸料理であれば楽

          カレーにまつわるエトセトラ Vol.2は6/24発売です!

          『カレーにまつわるエトセトラ Vol.2』発売のご案内

           阿佐ヶ谷書院新刊リリースします。タイトルは『カレーにまつわるエトセトラ Vol.2』(略してCME)、雑誌スタイルなカレー本となっています。前回のCMEのVol.1と同様、読み物充実な内容となっています。 今回は巻頭でエスビー食品の赤缶特集。カレー好きのみなさんが知っているようで知らない赤缶にまつわるあれこれをエスビー食品板橋スパイスセンターに取材に行って特集を組みました。また、エリックサウスの稲田俊輔さんによる赤缶エッセイと赤缶レシピも掲載。 ほかにもカレー店のかたの

          『カレーにまつわるエトセトラ Vol.2』発売のご案内

          日本のインド・ネパール料理店

          2022年2月、阿佐ヶ谷書院の新刊、アジアハンターの小林真樹さんによる『日本のインド・ネパール料理店』が発売されました。 小林さんの第一弾、『日本の中のインド亜大陸食紀行』に続く、日本国内におけるインド亜大陸料理関連本です。 この本の出版経緯、なぜ小林さんがこの本を書くことになるのかは語れば長くなるというか、いつか別の機会にとは思いますが、とにかくこれまた小林さんでないと書けない本です。日本におけるインド亜大陸料理、これらをここまで微に入り細に入り追っかけているのは、まあ

          日本のインド・ネパール料理店

          顔ハメ百景シリーズ

          阿佐ヶ谷書院はカレーとかインドとかそんな感じの書籍の刊行が続いているし、おそらくこの先もこのあたりがメインであることは変わりないとは思うけど、決してそれ以外をやらないというわけでなく、もっといろんなジャンルの書籍を刊行したいとも思っています。 そんなこんなで刊行しているのが「顔ハメ百景のシリーズ。いまは長崎編と青森編だけですが、このあともシリーズ的に出てくると思います。たぶん。 そもそもなんでやろうとしたかというと、著者の塩谷朋之さんとは、以前から知り合いで、塩谷さんの初

          顔ハメ百景シリーズ

          カレーにまつわるエトセトラ

          阿佐ヶ谷書院をやるうえで、作ってみたかったのが、カレー特集雑誌的なもの。『dancyu』では毎年1回カレー特集があるし、阿佐ヶ谷書院的なスタンスで、カレー特集をやりたいなと思ってたんです。判型はかつての「別冊宝島」とか「文藝別冊」みたいにA5サイズのムックスタイルでやりたいなと思っていて、『カレーにまつわるエトセトラ』をやることにしました(厳密にいえば、書籍扱いなので、雑誌でもムックでもないんですが)。 それで、タイトルはもう自分がやるときは、この『カレーにまつわるエトセト

          カレーにまつわるエトセトラ

          南インドカルチャー見聞録発売

          実はこちら記事、ずっと下書き保存のままになってて、阿佐ヶ谷書院第一弾書籍について、投稿してませんでした。いまからですがまあ、阿佐ヶ谷書院業務日誌にしていければなので。 そんなこんなって経緯はまあ、よくわからないかもしれませんが、2014年10月に阿佐ヶ谷書院の刊行書籍第一弾として、井生明・春奈&マサラワーラーによる『南インドカルチャー見聞録』を発売するわけだけど、当時は「南インド」ということについての認識がまだまだ低いことや(いまも一般的にみればそんな高いわけではないけど)

          南インドカルチャー見聞録発売

          日本の中のインド亜大陸食紀行について

          なんかものすごく間が空いてしまいましたが、阿佐ヶ谷書院業務日誌これからはちゃんと書いていこうかと思います。 アジアハンターの小林真樹さんの新刊『日本のインド・ネパール料理店』が2月に阿佐ヶ谷書院から発売されました。それについて書く前に、小林さんのデビュー書籍となった、2019年に発売された『日本の中のインド亜大陸食紀行』について先に書こうかと思います。 アジアハンターの小林さんと初めてきちんとごあいさつしたりしたのは、たぶん2014年頃。このあたりあやふやですが。その前か

          日本の中のインド亜大陸食紀行について

          ナマステ広島開催のお知らせ

          告知です。 5月29日(土)に、広島市で「ナマステ広島」開催します。インド料理ユニットのマサラワーラーによる南インドの定食といえる、ノンベジミールスの食べさせられ放題です。それと、アジアハンターによるインド食器、調理器具などの販売もあります。 会場は広島県健康福祉センター。昼12時半開場と、14時半開場の2部制で予約制となります。詳細などは下記にまとめました。こんなご時勢であるので、こちらも予防には十分取り組んだ上で開催できればと思います。広島で南インド料理に興味のあるみ

          ナマステ広島開催のお知らせ

          メジャーとインディーズ

          阿佐ヶ谷書院という出版社名を決めて神保町にある取次のJRCに新規取引についての相談というかお願いに行ったら、取引正味、支払いサイトについての話と今回の書籍について、またこの先の予定について、そんなやりとりがあって、あっさりとオッケー。もっと厳しい審査などあるのかと思ったんだけど。 JRCを通すことによって、トーハン日飯などの取次にも卸すことができるし、アマゾンにも卸せるし、形的には日本中どこの書店にも阿佐ヶ谷書院の本を届けることができることになったわけだけど、やっぱり一般的

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          出版社名を付けるのは難しい

          南インドに関する書籍を刊行しようと思っていたとはいえ、実はまだこのときは阿佐ヶ谷書院という出版社名はありませんでした。取次と交渉するときまでに決めればいいやぐらいで、それよりはまずページ構成などの打ち合わせに時間を取られていました。井生明さんと春奈さんご夫妻、マサラワーラーの武田尋善さんと鹿島信治さんの4人による共著となるからそれぞれの担当ページはひとりの著者が書くようなときに比べれば分量は少ないとはいえ、『地球の歩き方』などで原稿を書いたりしている井生明さん以外は、原稿書い

          出版社名を付けるのは難しい

          阿佐ヶ谷書院をやることになったわけ

          さて、なんで阿佐ヶ谷書院という出版社をやることになったのか。そのあたりを書いていければと思います。 ぼくは大学卒業後新卒で、とあるインディーズのレコード会社の制作宣伝部で働いていました。マネージャーのような、ローディーのような、いろいろやってました。その後とある書店で働くことに。小さいところだったんで、店長ではないけど仕入れ品出し返品レジいろいろやってました。そのあとは雑誌や書籍の編集などをやったりしたので、まあ出版業界の一通りの流れは知っていたし、インディーズレコード会社

          阿佐ヶ谷書院をやることになったわけ