気分のシーソーゲーム

いつものドトールに来てこれを書いている。
この時間に毎度見かける常連客の方が来ていなくて少し寂しい。

この前みた夢が、今でもぼんやりと頭に残っている。
自分が夫との子を懐妊したという内容。
産まないほうがいいんじゃないかと思いつつ、「これで両方の両親に喜んでもらえる」とも思っていた、夢の中で。
喜んでもらえるなら……と親のことばかり考えていて、子ども、つまり新たな人間のことを考えていなかった。
幼少期は可愛くて仕方ないかもしれないが、いずれ手を離れていくひとりの人というふうに考えなきゃいけないのに。

最近はまた遺伝について考えてしまっている。
母は若い時から不眠症由来のうつ病で、私はそれを受け継いでしまったのだろうなと。
でも、今は親を憎む気持ちはほとんどない。
それは今の私が夫と結婚してまあまあ幸せな環境にいるからだと思う。
だが、だからって生まれてきてよかったと素直に思うことはできない。
死ぬまで素直になれないだろうなあ。

どうして産んだの、と怒りたくなる日もまだまだある。
たぶん産むのが当たり前な時代だったのだろう。
だから親は私を産んだ。
私は時代の空気を読んで生まれたのかもしれない。

考えたって仕方ないことだ。
生まれて30年以上経ってしまっているわけだし。
いい加減過去を問うのはやめて、未来が明るくなるように動いていかねば。

ただ、どうしても健康な人と同じように頑張ることができない。
それも認めていかなければならない。
自分は病気だ、仕方ないのだとある意味開き直ってできることをしなくちゃ。
そこの割り切りがまだうまくできていないのが現状。

うつだと、何かをやりたいなって欲があまり湧いてこない。
それでもたまに、無理矢理やりたいことや欲しいものなどを紙に書き出すようにしている。
欲がないと思っていても、紙の上で頭の中を絞り出すと案外出てくるものなのだ。
最近の欲は、
痩せたい(大台を脱したい)、スリムなジーンズを履きこなしたい、年甲斐もなく半ズボンを着こなしてみたい
お洒落な庭をつくりたい
店頭で見かけ頭から離れない牛革のハンドバッグがほしい
ロルバーンMサイズをもっと活用したい
など。
できれば、資格試験を受けたりもしてみたいなと思っている。
けれどこれは欲というか、やらなきゃなって感じが強め。
具体的には国内旅行業務取扱管理者の資格。
学生の時取ろうとして時間がなくて諦めたやつ。
最近またあちこち旅行に行っているから、再び興味が湧いてきた。

こんなことを書いていても、数時間経つとうつの波がきたりする。
そうなると全部馬鹿馬鹿しく思え、何もできない！何もしない！と自分にキレたりする。
欲とうつを繰り返して、それでも少しずつ調子が上向けばいいのにな。
とりあえず今の私は「欲」のほうに傾いているから大丈夫。
数時間後の保障はできないけれど。