発音学習では「大げさに」練習した方がいい理由
発音矯正のレッスンの際に、必ずお伝えすることがあります。
それが、「大げさに練習してください!」ということ。
例えば、日本語では「母音」の方が「子音」よりも長くはっきりと言われますが、英語では逆に「子音」の方が長く、「前に出る」ように話されます。
このように、日本語とは話すときの「息の使い方」からして全く異なるため、発音学習者にとっても苦労するポイントになっていると思います。
さて、このように「子音長め」の練習をするときに、「ネイティブと同じように」やろうとする方が多くいらっしゃいます。
「ネイティブの音声ではこうやってます!」といわれることもあります。
しかし!
それでもあえてネイティブの読んでいる英語よりも「さらに」子音を長めで大げさに読むよう練習することをお勧めしています。
なぜでしょうか?
たとえるなら、絵の具で色を作るときのことを思い浮かべてほしいと思います。
最終的に習得したいネイティブの発音が紫色だとします。
現在のあなたのジャパニーズ発音が赤だとします。
赤色に対して、ネイティブの真似をして紫を混ぜても、なかなか思うような紫色にはならないのではないかと思います。
一方、紫よりもさらに先にある「青」を混ぜたらどうでしょうか。
目指す紫色を着実に早く作れそうなイメージが持てるのではないでしょうか。
つまり、今までやってきた無意識レベルでやっているような習慣を変えようとするのであれば、意識レベルで「明確に異なる」とハッキリ認識できるレベルで体にしっかり違いを覚えこませていくのが効果的だということです。
参考になれば幸いです!
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