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虫の声、金木犀の香り

10月に入り、気温も落ち着いて、すっかり秋になりましたね。

今日はお休みなので、窓辺でこのnoteを執筆しています。
我が家は田舎なので、外からは様々な自然の音が聞こえてきます。

少し前は蝉やカエルの声でしたが、今日は鳥のさえずりや秋の虫たちの鳴く声が聞こえてきます。りーんりーんと聞こえるのは鈴虫でしょうか。とても癒やされます。

また、庭には金木犀の木が植えられているので、私がいる窓辺に金木犀のほのかな香りが漂ってきています。
実は子どもの頃はこの香りが苦手でした。子どもの頃は匂いに敏感で、花の匂いやそれをモチーフとした車やトイレの芳香剤がとても苦手で、ひどい場合は嘔吐することもありました。金木犀の香りは「トイレの匂い」というイメージが私の頭には染みついていてそれが苦手な理由でした。今は敏感さが緩和されたのか、金木犀の香りもその他の花の香りも心地よく感じるようになりました。

余談ですが「金木犀=トイレの匂い」という認識は日本独自のものだそうで、汲み取り式トイレの匂い消しの為にトイレの側に植えられることが多かったそうです。我が家は古い家で、そういえば以前汲み取りしきだったトイレのすぐ側に金木犀が植えてあるので、なるほどなぁと思いました。

自分がHSPと自覚してからは自然の音や香りをことさら意識して感じるようになりました。他の人が気づけない、ささいな季節の移り変わりや自然の癒やしに気づけることは自分の強みだなと思います。今まではHSPの敏感すぎる、共感しすぎる気質が悪い方に作用することが多く、生きづらさを感じることが多々ありましたが、HSPの特性を学んだり知ることで少しずつ気質に合わせた生き方が出来ているような気がします。生きづらさはまだまだありますが、気質を強みにして生きていけたらなぁと思っています。

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