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備忘録 | さいきん読んだ本

 こんばんは、朝です。

 真夏の夜に吹く風のなかに秋を感じるのが好きなのですが、今年はいきなり秋になってしまったせいかあまり感じられませんでした。「秋めく」という言葉、あと数十年したらなくなってしまうのかな。

 気候的に秋が大好きなのでさいきんはすこぶる活動的です。読書をする心の余裕ができたおかげで、積読が富士山から高野山くらいの高さになりました。ということで、ここでさいきん読んだ本をまとめておこうと思います。

(このnoteの目的はあくまでもわたしの備忘録的なものなので、「読んだ本をおすすめしたい!」という意図では書いていません。なので、各作品のあらすじなどのせていませんし、作品によっては内容にもふれたりふれなかったりします。くりかえしますが、あくまでもわたしのオンライン日記帳。ご容赦ください)


恩田陸『木洩れ日に泳ぐ魚』

 ツイートもしたと思うのですが、恩田陸の文章ってほんとうに整然としていて。こんなきれいな言葉を扱えたら人生がたのしいだろうな、と恩田陸の本を読むたびに思います。ちなみに一番好きなのはチョコレートコスモス。


自分をもっと好きになる 【ハピかわ】かわいいのルール

 SNSでバズっていたのを目にして、さいきんの子ども向けコンテンツを知りたくて購入。まるで少女漫画のようなテイストだけれど、「女子(or男子)だから○○しなさい」系の古臭い文脈をいっさい感じさせない、とてもいい本だった。つくり手の感覚に心地よさを覚えた。三省堂池袋店のPOPによると、大人や社会人がかなり購入しているらしい。わかるなぁ~


やまもり三香『うるわしの宵の月』

 やまもり三香最強! やまもり三香最強! やまもり三香最強! ウォーッ!!!!!
 古来よりやまもり先生のイラストはマット加工が似合うと言われてきたので(言われてない)、本作の1巻が発売されたときはガッツポーズしました。「見た目はボーイッシュだけどじつは誰よりもかわいい性格の女の子」ってオタクの大好物じゃんね。ありがとうございます。
 あと『椿町ロンリープラネット』が超いいので読んでください。わたしは何回読んでも10巻でボロ泣きします。


野白ぐり『金銀ささめくひみつは夜』

 キャラもお話もかわいすぎ。野白さんのきらきらした絵柄と、ファンタジー世界の空気感が超合ってる。ファンタジーものの衣装ってやっぱりすてきだなぁと思った今日この頃。


野白ぐり『雷々来世』

 二連続野白ぐり先生。お話はもちろん最高なのですが、装丁のデザインが超いい。扉や本体表紙も同じ雰囲気で、イラストと一体感があって超おしゃれ。イラストのビビットな発色もすてきなので、紙で買ってよかったと思った本。何色で刷ってるんだろう。


葦尾乱平『魔王と勇者の戦いの裏で』

 コミカライズ版を購入。いわゆる異世界転生モノ。世界観の説明が丁寧、かつ畳みかけるようなストーリーがたいへんすばらしく、続刊がたのしみ。あと、絵がとても美しい。小説版の装丁イラストから、誰がこの絵柄をイメージしたんだろうか(わたしは漫画を読んだあとに小説版の装丁を見て超びっくりした)。


ダヨオ『最終電車の恋人たち』

 ウワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!! 助けて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(最高)


うめ(小沢高広・妹尾朝子) 『南緯六〇度線の約束』

 本屋さんの新刊コーナーの山から見つけて購入。まだ1巻なのでなにもはじまっていないんだけど、すでにワクワク感がすごい。続刊がたのしみ。


灼『イルカの耳骨』

 これも同じ日に本屋さんで見かけて購入。世話焼き男とよくわかんねー男。こんなんオタクの主食じゃんね。ごちそうさまでした。
 まじめな感想を述べると、言葉と言葉、絵と絵の間にただよう余白がすごく心地よかった。


及川滲『アルカロイドの花嫁』

 二人の関係性が好きすぎ。気の強い女の子好きすぎ。ヘラヘラしてるのに闇抱えている男好きすぎ。これを書いていたら9/20に3巻が出ていることに気づいたので注文しました。ありがとう、今日noteを書こうと思ったわたし。


厘てく『カメレオンはてのひらに恋をする。』

 1巻発売当初から読んでるので正確には最近読んだ本ではないのですが、紙で買ってから電子も買うくらいにははまっている本。漫画という静止画では表現しづらい音や動きが、紙からあふれんばかりに伝わってくるのってすごいなぁって。ほんとにすごい。
 1巻の装丁が横2分割、2巻が縦2分割だったので3巻はどうなるんだろうか。


尾上与一『碧のかたみ』

「BL小説の金字塔だから読んで!」と言われて借りた本。BL漫画は浅くたしなんでいるものの、BL小説というものがいまいちピント来ていなかったんだけれど、この本のおかげでちょっと解像度が上がったかもしれないという収穫を得た。
 本編もさることながら、番外編(の一つ)がとても好ましかった。二人の関係性の輪郭がつかめた。シリーズ全部借りているのでのんびり読む。


夏野寛子『アバウト ア ラブソング』

 夏野寛子の繊細な絵が好き(みんなそう)。バンドマンで、クズで、いい年して定職についてなくて、クズで、性にだらしなくて、クズなのに、なんでこんなに感動するんだろう、夏野寛子漫画うますぎと半ばキレながら読破。ほんとにいい話なんだァ……


梨川リサ『永年雇用は可能でしょうか』

 はやっているので読もうと思って買ったものの、斜に構えたオタクゆえちょっと読むのが怖かったのですが、ほんっとによかった。二人の関係性が心地いい、あったかストーリーの皮を被っているくせにお話の緩急がすごい、絵がうまい、泣いた。


上田アキ『恋も過ぎれば』

 だから黒髪年下世話焼きヤレヤレ男が好きなんだってッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 



 また読んだ本がたまってきたらまとめたいと思います。
 おわり。
 


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