問)おやつの豆乳寒天を11等分せよ。
とある日のおやつの時間
その日のメニューは豆乳寒天
自分たちで出来ることは、自分らでやる。
バットに固められた豆乳寒天を
切り分け、盛り付けるのも、もちろん子どもたち。
その日は11名
ということで、11等分…
11等分??
コレ ↑ を11等分…
こうか??
ただ、こう切ろうと思うと
縦に11等分、等間隔で切れ込みを入れるの難しいし…
まるい取り皿に入りきらないし…
ということで
ある児童が質問にやってくる。
児童「11等分って、
難しいんだけどどうやればいい?」
職員「11等分だと難しいんなら、
11に近いかけ算九九で切り分けてみれば?」
児童「えーっと……
にご10…、さんし12…
3×4=12だ!
でも1こ余りはどうしよ……
……、おかわりにすればいっか!」
というわけで
切り分けた結果がこちら ↓
11等分
という課題に対して、
2×5=10でなく、3×4=12を
状況に応じて自然に選択できたことも素晴らしいし、
「余りの1こは、おかわりに回そう」と、
柔軟に判断出来たことも素晴らしかった。
おやつを等分に切り分ける
という日常の1コマを通じて
学校で学習するかけ算は、
日常生活身近なところで活用できることを体感し、
学習することの意義
学びを活用することの気持ちよさ を
知ることができるかもしれないし、
縦に11等分するよりも、
縦3等分×横4等分にする方が
切る回数が少なくて済むという気付きを得るかもしれないし、
3等分だと、切るのは2回
4等分だと、3回 と、
等分にする数(〇等分)と、
切る回数(〇−1回)との間にある関係性に気付くかもしれない。
生きてる限り
日常生活すべてが学びの場だ。
遊びは、学び
学びは、遊び
日常生活あらゆる場面を
自然と学びの場へとつなげていきたい。