学級経営と教科指導を分けたい
学級経営には多くの時間を使います。
また、教科指導にも多くの時間を使います。
自分は、できるなら自分の専門の科目の授業を中心にやっていきたいなと思っています。
その理由は、教材研究する時間が圧倒的に少なく、同じ教科の同僚と強化の打ち合わせをする時間を確保することが勤務時間内では困難であるということです。
よく管理職からは、「先生の仕事で一番大事なのは教科指導だ!」と言われますが、その教科指導を高めるための時間が全くないのが現状です。
その理由が、学級経営を考える時間との両立が難しいことが挙げられます。
学級の子が問題行動を起こすとすかさず聞き取りや指導をしなくてはなりません。
そんなときに「教材研究が、、、」なんて言ってられません。
もちろん授業の準備も途中で切り上げなければなりません。
そんな生徒指導的な学級経営にかかる時間はとてつもなく多いと感じます。(むしろそれしかやっていない教員もいるくらい、、、)
もちろん学校の時間割や部活動の時間などは勤務時間を大幅に超えるものもあるのでいかがなものかと思いますが、、、
さらに教育に力を注いでいく必要を感じているのであれば、1人が教育できる内容なんてちっぽけなものなのだから、そのちっぽけな学びの質を向上させたほうがいいのではと思うのです。
⬜️ 学級経営と教科指導を分けて行うメリット・デメリット
<メリット>
・道徳科や総合的な学習の時間、学級活動などの時間を有効に活用するための準備ができる。
・学級についていられる時間が多いので自分の学級の頑張りをたくさんみて認めていくことができる。
・学級経営に関して自分で考えたり、児童生徒と話し合う時間が多く取れ、1人1人にあった指導ができる。
・学級経営に関する研究を行う時間が生まれる。
・教科専門性を高め、学習に関する研究を行うための時間が生まれる。
・自分の担当教科のみなので授業準備をゆとりを持って行うことができる。
・多数の目で子どもたちを見ることができる。
<デメリット>
・授業にも学級経営にも力を入れない人が出てくる。
・個々の能力さが大きく出てくる。
・学級での様子と教科授業での様子を分断することで子どもの様々な面を見てあげられなくなる。
今回書いてみて、単純に自分の力量不足を感じる面もありました。
他の先生方はできているのに自分だけできていないと感じることは勤務していて多々あります。
単純にやらなくてはならないことが多く、その優先順位もほぼ決められているなかで、絶対に勤務時間外勤務をしなくてはならないという環境が「う〜ん・・・」という感じです。
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