自分の子どもの見方を変える
三者面談や家庭訪問があるとき、その子の学校での頑張りを認めると、
「えーうちの子がそんな優秀なんでしょうか?」
「家ではダラダラしてなにも手伝ってくれないのに、学校では違うの?!」
「うちの子が授業そんなに積極的に受けているのが想像つきません…」
などと、自分の子どものよさを素直に受け止められない保護者がいます。
たとえば、「〇〇さん、休み時間になると係の仕事でもないのに、自分から進んで△△さんと一緒にボランティアをしてくれているんです。そのおかげですごく助かっていますよ!仲間のために頑張ろうとする思いや姿がとても素敵ですね!」
とその子の頑張りを認めたとしても、
「えーそうなのー!?家では全然違うのにね…」
と、反応する保護者がいます。
そうではなく、その子の頑張りを保護者は素直に認めていく方が良いのではないでしょうか。
いきなり、「家では…」と否定的や懐疑的な発言をするのではなく、「すごいね!」とか「がんばっとるんやね!」と一言でもいうことで、子どもは、自分のことを”受け止めてくれた” 、”認めてくれた” と思うのではないでしょうか。
家庭での様子と比較する親もいますが、まずは、素直に学校での頑張りを知り、認めることが大切だと思います。
保護者の方も家の話し方と外で人前で話す時、また、仕事と自宅での時間の使い方は絶対に違うはずです。
子どもも同じで、学校では一生懸命頑張ろうとして色々なことに挑戦したり、役割をやり切ろうとする姿がたくさんあります。
一方で、家ではそれだけ学校で頑張ったのだから、すこし休みたいと思うのも普通なのではないでしょうか。
保護者の前の子どもとみんなの前での子どもは全然違ってもいいのではないでしょうか。
だからこそ、保護者は普段なかなかみられない学校での様子を素直に受け止め、「自分の子どもはこんなに頑張っているんだ!すごいね!」と思えばいいと感じてしまいます。
保護者がもし、謙遜の意味で「そんなうちの子が…」と言っているなら、本当にもったいないなと思います。
自分だったら、「がんばっとるし!」と反発したくなります。
時には謙遜も大切ですが、その子の学校での様子を知らないのであれば、謙遜なんて必要ないです。
頑張りを見てもない保護者に自分の頑張りを疑われたりすることは嫌ですよ。
まずは、自分の子の頑張りを受け止める。
その後に、本当に頑張っているのか時間をかけてみていく。
また、そのことで成長していったことがあるかどうかを見つける。
そうやって親子の関係を築いていってほしいと思いました。
※もちろんめちゃくちゃよくみてくれている保護者の方もいます。
ただ、一部の否定的な考えを持つ方もいたので、今回このような記事を書きました。