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カラダとココロのプロが考える"集中力の本質"
集中力に必要な2つのもの
集中力を発揮する為に必要なものがあります。
それは安心感と自己肯定感です。
集中力とは、他人の目を気にせず、自分の世界に入り込み、思考やイメージを目の前に反映させてゆくことと言えます。
もし、「自分には集中力がない」と悩んでいるならば、いつも他人のことを考えているのではないでしょうか?
こう思われたら嫌だな
カッコよく見られたい
嫌われないかな
好かれる言動はなんだろう
こうした意識は集中を阻害する要因にしかなりません。
しかし、こうした思考が湧いてこない為には、安心感と自己肯定感という土台が必要になるのです。
集中力の極地である"ゾーン"から集中の本質を考察する。
ゾーンとは、完全に自分自身の世界に没入している状態です。
思考が消えて、時間感覚が変化します。
思考が消えるということは、無我の状態であるということ。
これはつまり、自我=エゴの干渉が無くなった状態です。
その時の思考は勝ち負けに拘らず、自分でどのようにコントロールしよう、というようなコントロール意識も消え、まるで見えないなにかに動かされているかのような意識状態になるといいます。
このゾーンの状態は、普段の自我意識とは別の人格になっていると言えます。
ゾーンに入るのは"もう一人のわたし”
私達の人格の表層は自我=エゴに覆われており、そのキャラクターを演じているわけですが、ゾーン状態ではその覆いが消えているわけです。
これは、より深層にある本来の自分の意識です。
僕はこれを"真我"と定義しています。(忘我も言うかもしれない)
ゾーン状態は言わば、より純度の高いバージョンの自己になっていると言えます。この真我とは、一人ひとりが持つ神の意識。つまり神バージョンのあなたなのです。
真我にはエゴと違って「価値判断」がありません。
良い/悪い、正義/悪、といった二元的な価値観に意識を縛られていない。二元的な思考とは、この世界を判断してゆく為の道具です。だから勝とうとか、うまくやろうという思考がありません。ただ自己を当たり前に全うする、という在り方になっています。
この無欲な印象から伝わる通り、真我は悟りの意識であると言えます。
そして、ゾーンに入る、とは、もう一人の“わたし”である《真我》が顔を出すということ。
つまり、頑張ろうとか、結果を出そうとか、
勝とうとか、うまくやろうとか、
カッコつけようというようなエゴを捨てれば捨てるほど
集中力を発揮しやすくなるという事になるわけです。
そうしたエゴの声が無く、ただ自分を全うしている状態の時、あなたはゾーンに入っています。
コントローラーを手放すこと
エゴが握りしめたコントローラーを手放したら、より高度なコントローラー=神バージョンの自分が、心身を操作するようになる。ということ。
とはいえ…それを手放したくないのがエゴのシステムであって、エゴが強ければ強いほどにゾーンに入れない、ということになります。
実際のシーンを考えてみましょう。
もしあなたが集中力がないと思っているならば、あなたはいつも他人のことを考えているはずです。その代表的なエゴの思考について考えてみましょう。
ブラックな職場ではミスが多くなる
代表的なエゴの思考「ミスをしたくない。」
これは、あなたもあるのではないですか?
そんな思いは誰でも当然ではないかと思われるかもしれませんが、そうとは限りません。そのような思いが出ることすらない人も沢山居ます。
では、なぜそのような思いに囚われてしまっているのか?"心の内訳"を考えてみましょう。
ミスをすることで他者の評価が下がるのが怖い
給料が下がるのが怖い
怒られるのが怖い
同僚や後輩にカッコが付かない
など…というのが心理的な背景にあるはずです。
これも集中を邪魔するエゴといえます。
また、自分のミスが他人に迷惑をかけることが、過剰に精神的な負担になるような環境であれば、そうした場では多くのミスが頻発します。
つまりブラック職場では、誰もが自分の身を守る意識が強くなるため、ミスが多くなるという事です。(ミスを隠したり他人のせいにする工作も行われるでしょうね)
ゾーンの人生を創ろう
集中力の発揮には、安心感と自己肯定感が大事だと述べましたが、それらがない環境、つまり危険と隣合わせで、自己否定が発生しやすい環境では、恐れが慢性的に存在しています。
エゴは、恐怖という感情により無限に湧き出てきて、ココロとカラダのコントロールを奪います。サバイバル環境下では、人は本来の能力を発揮することが出来ないのです。
個人でも組織でも、安心安全な人間関係を作る意図を持って人生を選んでゆくことが大切です。
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