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行動経済学的スマホ依存脱却案~パスワード編(omaehaimakarananiwosurunoka?)~

ところで、巷でスマホ依存やSNS依存に対抗する手段として挙げられているものはどのようなものがあるでしょうか?

スクリーンタイム、タイムロッキングコンテナ、アプリ削除、ガラケーに変更。。。

どれも確実性を持つものです。

同時に冷酷さも持ちます。

人間の意志力を鼻から信用していない考え方です。

確かに人間は誘惑に50%しか勝てないという実験結果もあります。

だからこれらの合理的かつ冷酷な手法は理にかなっています。

ですが、僕は人間の意志力をある程度は信用しています。

なんせ50%で誘惑に打ち勝てるのですから。

ですから、僕は『人間の意志力を信用した』スマホ依存対策の1つとして『パスワードを使えるのではないか』と考えています。

具体的にはパスワードを『お前は今から何をするのか?(実際はローマ字でomaehaimakarananiwosurunoka?』にしていました。

スマホを触る前に自分がスマホをいじる目的を明確にして、思い出すことが目的です。

この理論は『ずる 嘘とごまかしの行動経済学』で語られる理論をもとにしています。

私たちはそれぞれの生活を営む中で”小さい”ずる(不正行為)を自分のことを悪者だと認識せずにおこなうことができます。

それに対抗する手段として、『倫理基準を思い出させる』というものがあります。

テストを受ける前や、保険書類を作成する前に、モーゼの十戒を思い出させたり、『倫理規定に則る』という旨の誓約書に署名したりすることで、自分の中の倫理観が一時的に浮き上がり、ずるをしにくくなったり、ずるをしなくなるという話です。

スマホを触るときに『お前は今から何をするのか?』と自分に語りかけることにより、自分のスマホを触る目的を顕在化させると同時に、『お前は今から何をするのか?』というパスワードから、『自分はスマホ依存で悩んでいる』という状況を思い出し、『スマホを触ることは悪いことである』という認識を一時的に持つことができます。

スマホを手に持ちパスワード(omaehaimakarananiwosurunoka?)を入力してロック解除。
そして、自分の目的(パスワードを入力時に思い出した目的)を終わらせたら、『スマホを触ることは悪いことである』ので、すぐにスマホをバッグの中にしまうことができます。

このパスワードにしてから2か月がたちましたが、気づきが2つあります。

1つ目は体感ですが、漫然とスマホを使う時間が減りました。

とりあえずスマホを出していつの間にか生まれていたルーティーンに入ることがなくなりました。

『スマホを触ることは悪いことである』と一時的に思うことができるので、スマホでしか出来ない用事を終わらせたら、『意志力』でスマホをやめることができます。

意志力の勝利です。

2つ目は、パスワードに慣れてしまうと効果が薄れてしまうことです。

ブラインドタッチでパスワードを入力できるレベルまで、同じパスワードを打つことに慣れてしまうと、頭を使わずにパスワードを抜けてしまうので、『スマホを触ることは悪いことである』という認識を思い出せなくなりました。

ですから、定期的なパスワードの変更が必要です。

とはいっても、主な内容を変えなければ問題ないので

『あなたは今から何をしますか?』や、

『てめえはいまからなにをするんや?』など種類は無限です。

『このパスワードに慣れてきたな』と思ったらパスワードを変える、でOKだと思っています。(英語など他言語にしたら、脳により多くの負担をかけられるので、スマホに対する倫理観を思い出しやすくなるのでなおよい)


以上です。

試しにやってみてほしいです。

そして改善点など見つけたら、ぜひ教えてください。

では

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