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なぜ下ばかり見る!見上げたら綺麗な空があるのに!

こんにちは、京都のアート×写真家リョウ(@ryo_creativephoto)です。

詩人でもないのに詩人っぽいタイトルをつけてみたんですけど、人はどうしようもない状況になると、なぜか地面を見ながら歩いてしまう。
とくに、手にスマホを持っているわけでもなく、地図を見ながら歩いているわけでもないのに。。。

今回の話は僕の経験も混じった話なので、もしかすると「この人やべぇ」って思われるかもしれませんが、最後まで読んで共感できる部分があれば、Twitterに『@digitalart_ryo』のメンションで一言メッセージを書いてもらえると嬉しいです。


どうしようもない状況を経験

あなたは体が震えるほど『どうしようもない状況』に陥ったことはありますか?

僕は、過去に何度もあります。

個人で仕事をしていると、どうしても安定しないのが「収入」です。
仕事がある時とない時の差がとても激しく、仕事がない時なんかは「収入がゼロ」の時もありました。

そんな時は貯金を切り崩して賄っていましたが、貯金がそこをつくこともあって、最終的には借金することもありました。

数十万円ならなんとか返済していくことができますが、事業資金と生活資金を回さなきゃいけないので、単位は「数百万円」。

それでも頑張って個人で仕事をしながら少しずつ返済していきましたが、ある時、支払いが止まってしまったんです。

原因は言うまでもなく、僕の支出のバランスが上手くいっていなかったからです。

で、どうしたのかと言うと、仕事をもらうために意味もなく人にあう機会を作ろうと外に出て、あてもなくお店に入ったり、人の多い観光地を歩いたりしましたが、当然、仕事につながる気配はありません。

バイトをしようと応募しても、ことごとく不採用。

正直、その場から逃げ出したいくらい、どうしようもない時期がありました。

下ばかり見ていたことに気づく

いつものように、あてもない散歩をしていた時、ふとお店のガラスに写った自分の姿を見てみると、かっこ悪い姿勢の自分が写っていたんです。

首が前に出て猫背になって、口角は下がっていてへの字口。
「えっ!これ僕?」と、思わずその姿に泣けてきそうになりました。

で、よくよく考えてみたら、しばらく空を見ていないことに気づいたんです。

僕がその日の出来事を振り返ってみても、汚れた靴を履いて歩いている僕の足、雨に濡れたアスファルト、横断歩道、砂利道、階段。

「あれ!いつも足元しか見てない!」

大袈裟かもしれませんが、僕はそれまでずっと下を向いて歩いていたんです。

そのせいか、顔の筋肉は下に垂れ下がり、肩も背中も前のめり。それを支えようとお腹がぽっこり前に出て、スマートに見えない。

「こんな姿勢では営業へ言っても仕事を取ることはできない!」

そう思った時から、意識して空を見るようにしたんです。

空ってあんなに綺麗だっけ

僕は現在写真家をしていて、定期的に気分転換をするために一眼レフを持って撮り歩きをしています。

下ばかりを見て歩いていたあの時の記憶を思い出しながら、意識して空の写真を撮るようにしています。

『写真を撮る』という行動が、僕に空を見せる行動につながって、表情がだんだん明るく変化していきます。

空って不思議で、晴れている時の青い空だけじゃなく、曇っていても雨が降っていても雪が降っていても、空を見るととても清々しい気持ちになって、前向きな気分になれるんです。

「空ってこんなに綺麗だったんだ!」

写真を撮るようになったキッカケかも

僕が写真を撮るようになったキッカケについて、表向きは「アートと写真を掛け合わせた活動をしたいから」と言っていますが、実は、その奥にはネガティブな部分もあったんです。

写真を撮り歩いていると、歩く人の表情をみることもあるんですけど、下を向いて歩いている人が多いんです。

スマホを見ているわけでもないのに、地面を見ながら歩いているように見えて「あの人は今、以前の僕と同じ状況になっているのかなぁ。。。」って思うことがあります。

僕は心の中で「なぜ空を見ないの?こんなに綺麗なのに」って思っています。

もちろん声に出して言いませんよ。その人にとったら、ただの「ありがた迷惑」にしかならないので。

辛い状況になったら空を見てみ

過去の僕の話は一旦、解決したものの、また違った形で困難はやってきます。

例えば「コロナ」時代。
個人で仕事をしている僕にとっては、再びとてもヤバイ状況が訪れました。

仕事のキャンセル、延期が続出。

また過去のように、あてもないもない外出をしそうになりましたが、まずは空の写真を撮ることにしました。

空って、いろいろな表情があって、同じ空に出会うことができないもの。

自宅のベランダから撮った空
駅のビルのガラスに映った空
夕暮れから夜に向かう空
雲が一つもない青い空
仕事の帰りに見上げた夕暮れ空

辛い状況になったら、とにかく空を見てみたら?

その時だけかもしれないけど、多少は気分が上向になれるから。

気分が上向きになると、楽しい未来に向けて頑張る気持ちになれるから。

僕は今でも、どうしようない状況になることはあるけど、歩く時は上を向くようにしています。

この想いが、少しでも届くといいな。

最後まで読んで共感してもらえたら、Twitterに『@digitalart_ryo』のメンションで一言メッセージを書いてもらえると嬉しいです。


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