作家ミルトン・エイブリーの詩的世界
作家ミルトン・エイブリー(Milton Clark Avery)の詩的世界
ミルトン・クラーク・エイブリー(Milton Clark Avery,1885-1965/US-画家)
現代アートの画家。そして、初期のアメリカ・モダニズムの作家であり、後進たちに過大な影響を与えているアーティストだ。
by Milton Clark Avery
エイブリーは、16歳で地元の工場で働き始めた、それは、父(皮のなめし職)の死があまりに早かったためだ。そして、家族の中で、唯一の男性だったからだ。
1917年からは、昼に絵を描くために夜の仕事に変わった。
そして、Connecticut League of Artの学生として、美術を学んでいる。
1926年、その学生だったサリー・ミシェルと結婚した、イラストレーターとしての彼女の収入により、絵画に専念できようになる。
1930年後半まで、アート・スチューデント・リーグ (通称リーグ/Art Students League of New York)の学生として、デッサンから絵画まで、学んでいる。
その1930年代に、、アドルフ・ゴットリーブとマーク・ロスコと親交を結んでいる。そして、エイブリーの輝く鮮やかな色彩と簡略化された造形は多くの若いモダニズム志向の芸術家に影響を与えている。
その詩的で豪快なドローイングとカラーリングは、従来からのアート世界と一線を画している。
1965年、病(循環器)で亡くなる、79歳だった。
その作品は、今なおも新鮮だ・・・
Milton Clark Avery
レパートリーは・・・
居間、セントラルパーク、妻のサリー、娘のマーチ、そして、夏を過ごしたビーチ・・そんな身近な世界が、単純化した造形と見事なカラーリングが、誰しもの心を揺さぶるのだ。
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