デザインの原点 - ウィリアム・モリスとアーツ&クラフト運動
(概略)ウィリアム・モリスとアーツ&クラフト運動
ウィリアム・モリス-William Morris (1834 - 1896)
アーツ&クラフト運動は、日常の暮らしを彩るシンプルで、モダンなデザインの源流である。UKで、19世紀後半に発生し、ヨーロッパ、そして、日本にも大きな影響を与えた芸術・文化でもある。 それまでの、いわゆる上流階級、また、宗教関連での芸術を、一般の人々の身近な生活に普及した。それは、デザインの原点といわれる。
ウィリアム・モリス(モリス商会)は、アーツ&クラフトの生みの親とも、いわれ、建築から、装丁、文学にいたるまで傾倒した。 ステンドグラス、家具、壁紙他、多岐にわたる。その文様の世界は、ヨーロッパ社会の 従来のものから、イスラム圏から、アジア文化までも至る。 また、ウイリアム・モリス作品には、自然・伝統の中の美を再発見した、そして、植物のデザインに傑作が多いと言われる。
モリス商会に於いては、例えば、色材等の科学的な研究も行われていた、それは、モリスの学際的な視点だろう。
Fig.引用- Victoria and Albert Museum.UK
(註)この先に、アール・ヌーヴォー、そして、アール・デコが発生した。