＃3）クリスト&ジャンヌ＝クロードのアートエリアの問いかけ？

クリスト&ジャンヌ＝クロード（Christo and Jeanne-Claude) は、ご夫妻で、布で景観や施設を一時的に包む等、規模の大きいアートプロジェクトを展開した。クリスト&ジャンヌ＝クロードの活動に対して、多様な解釈があるが、評価するか否かは、ともかく、「芸術とは何か」という問いかけを、現代以降も、その視点は後世に記憶される表象である事は確かだろう。Christo （1935-2020）/Jeanne-Claude(0935-2009)

そのアート・プロジェクトのイメージを再度、ここへご紹介すると・・

(c)Christo and Jeanne-Claude

そのクリスト&ジャンヌ＝クロードたちのこのアートエリアは、アースワーク（自然の素材を使った、自然の中の作品）や、ハプニング（１回性のパフォーマンスアート）というより、ランド・アートと言われる事がある。ただ、クリスト自身はその作品をランド・アートとキーワードに否定的なのだ。
クリスト&ジャンヌ＝クロードの芸術活動の美術史的評価は、実に様々であり、定まっているとは言い難いのだ。
ただ、美術評論と言う世界も不可思議だ。
クリスト&ジャンヌ＝クロードの活動を、評価するか否かは、ともかく、「芸術とは何か」という問いを、この現代に於いて、問いかけた視点は後世に記憶される表象だろう。
そして、ご夫妻の死後も、そのアート・プロジェクト続行して行く・・・

「2度と見られないことを知っているから、たくさんの人が見に来るのです。プロジェクトは所有できない、買えない、入場料も取らない、すばらしく非合理なものです。ありふれていない、役に立たない（Useless）ことこそが、クオリティーを支えている」Christo

クリスト&ジャンヌ＝クロードのアートエリアは何であろうと、後世に記憶される表象だろうし、それは表象の原点についての問いかけだろう。
深く、ご冥福をお祈り致したい。

Christo | TateShots

Christo - Walking on Water | official trailer (2019) Christos Floating Piers

Christo's latest art project is made of 7,506 oil barrels