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ケネス・ノーランドとカラーフィールドペインティング
ケネス・ノーランドとカラーフィールドペインティング
ケネス・ノーランド(Kenneth Noland) は
ケネス・ノーランド(Kenneth Noland) は、アメリカの代表的なカラーフィールド・ペインターでした。単色で描くことへの興味が、V字型、ストライプ、ブルズアイ(bull's-eye/標的の中心円)などの単純な形状への執着へと発展している。
そして、ノーランドは、戦後の抽象画とカラーフィールドペインティングの発展に大きく貢献した。1950年代には抽象表現主義者とみなされていたが、1960 年代初頭にはミニマル・アートの画家(ミニマリスト)として記憶されている。
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(註)抽象表現主義
抽象表現主義:1940年代後半から50年代にかけてニューヨークを中心に広まった抽象表現主義は、その名の通り具体的なモチーフを持たず、巨大なキャンバスに描かれ、感情を表現したスタイルです。 「ザ・ニューヨーカー」誌が1945年に抽象表現主義という言葉を初めて用いたのが始まりとされている。
(註)ミニマル・アート
ミニマル・アート:視覚芸術におけるミニマリズムであり、装飾的・説明的な部分をできるだけ削ぎ落とし、シンプルな形と色を使用して表現する彫刻や絵画で、1960年代を通じてアメリカ合衆国で展開した。先行するコラージュを駆使した抽象表現主義を批判的に継承しつつ、抽象美術の純粋性を徹底的に突き詰めた。
ミニマリスト:不要なものを減らし、必要最低限の物だけで暮らす人と、そのライフスタイル。
ケネス・ノーランド(Kenneth Noland)
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ケネス・ノーランド(Kenneth Noland、1924 - 2010)は、当初はアメリカの抽象表現主義、そして、ミニマル・アート画家。「カラーフィールド・ペインティング」と呼ばれた動向の作家。ノースカロライナ州アシュビル生まれ。
1940年代後半に、ブラック・マウンテン大学でヨゼフ・アルバース(Josef Albers/バウハウスで教鞭)、ウィレム・デ・クーニング(Willem de Kooning, 1904 - 1997 /オランダ出身アメリカで活動した。抽象表現主義の画家)に学ぶ。1948~49年にパリで、 オシップ・アレクセーエヴィチ・ザッキン(Ossip Zadkine,1890-1967/彫刻家・画家)に師事。帰国後はモーリス・ルイス・バーンスタイン(Morris Louis Bernstein、1912 - 1962年/アメリカ合衆国の抽象画家)に強い影響を受け、地塗りのしてないキャンバスに絵具をしみ込ませた絵画を制作する。作品のほとんどは、 円、またはターゲット、シェブロン、ストライプ、形のキャンバスのいずれかに分類される。
グッゲンハイムでの回顧展から
グッゲンハイムでの回顧展から
繰り返すが、そのケネス・ノーランドは、戦後の抽象芸術とカラーフィールドペインティングの発展に主導的な役割を果たした。
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1977年、ニューヨークのソロモン R. グッゲンハイム美術館で、このケネス・ノーランドの大規模な回顧展が巡回展として開催された。
「この種の芸術は、もちろん、アーティストの色彩感覚に非常に大きな負担をかけます。つまり、私たちの注意を引き付け、持続させ、必要な喜びを与える、新鮮で印象的な組み合わせを何度も生み出す能力です。ケネス・ノーランド氏は間違いなく巨匠です」-ニューヨーク タイムズ紙に美術評論家Hilton Kramer
この展覧会は、ワシントン DC のハーシュホーン美術館と彫刻庭園、コーコラン美術館、オハイオ州のトレド美術館を巡回し、デンバー美術館で閉幕した。
最終的に、ケネス・ノーランドの絵画は
最終的に、ケネス・ノーランドの絵画は、形と色彩の非常にミニマリスト的な構成が特徴です。この点で、ノーランドの芸術は、非常に簡素化された形式と純粋な飽和色彩の実験を続けている幅広い現代の抽象画家に影響を与えています・・・・それは、今現在(2024)の例えば、 マリアナ・オウシロたちもそうだろう・・・
ケネス・ノーランドのアートワーク
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