インタビューフローを大公開!!!
こんにちは、向野です。
先日4週連続で投稿できた!!といったばかりなのに、すでに更新頻度が少し落ち気味になってきてしまい、猛省の今日この頃です。毎週この曜日に投稿!と決めている方は、すごいなと思います…。習慣化ってやっぱりすごい…。見習わないと…。。。
さて前回までの2回を通じて、簡単なインタビューフローの作り方について書いてきました。今回は、いよいよ弊社のパシャっとカルテアプリのインタビューフローを大公開!!!
実例を用いて、どんなことを意識しながら作成したのかについて書いていきたいと思います。
前回までの内容は、こちらから ↓↓↓
【今回のインタビュー想定】
今回のインタビュー目的の想定としては、弊社が運営している「パシャっとカルテ」のユーザーに対して、アプリ改善を目的として、インタビューを行うものとなります。
自社アプリを保有している方も参考になれば幸いです!
1.初めの5分でアイスブレイクとインタビュー目的のすり合わせをしよう!!
インタビュー導入のアイスブレイクの重要性は、すでに書いた通りですが、まずは「参加者の緊張をほぐし、リラックスをしてもらう」ことに重きを置いて、お話をしましょう!参加者が答えやすいお話を投げかけるだけでよいです!
(初めて参加する方には、他でインタビュー経験があるかどうかなどを聞いて緊張度合いを確かめることもします。
またここで、今回のインタビューの目的を参加者にお伝えします。参加者の募集の際にもお伝えしているかもしれませんが、今一度お伝えすることで、話が脱線することを防ぐ狙いもあります。
2.参加者の背景情報理解には、たっぷり時間をかけて!!!
アイスブレイク終了後は、いよいよインタビューの本題に入っていきます。参加者の現在の状況を把握することにたっぷり時間をかけましょう。
パシャっとカルテは、「健康診断や血液検査、処方箋など紙の書類を写真で撮影し、データ管理していくアプリ」のため、現在の疾患のり患状況やり患時期、他の健康管理アプリの使用状況などを詳しくヒアリングをしていきます。
これを行うことでこの後で聞く、パシャっとカルテの利用目的や参加者がアプリを通じて実現したいことの理解度がより一層深まります。
1.アイスブレイクと2.参加者の背景情報理解でインタビュー時間の半分の30分を費やしています。インタビューの目的である、「パシャっとカルテの改善」については、ここまでほぼ全く触れていません。
参加者の背景の理解なくして、インタビューの成功はないといっても過言ではないくらいこの部分は重要だと感じています。
(インタビュー終了後の改善フローについては、改めてどこかで書くことを予定しています。)
3.いよいよインタビューの核となる部分のヒアリングへ!
ここからが本題です。後半の30分で今回のインタビュー目的の内容をどんどん聞いていきます。
とはいえ、現在のアプリの使用状況を理解することは、必要なため、まずは先程聞いた健康アプリの中でもパシャっとカルテの利用状況を確認します。
利用頻度が高いのか、低いのか、どう言う時に使っているのかによって、意見が変わってくるため、アプリ上でのユーザー像を明らかにします。
4.アプリ上でのユーザー像がわかったら、改善ポイントの確認へ
ユーザー像を理解できたら、検討中のサービスや改善ポイントの仮説をぶつけます。
このとき、表示イメージなどを事前に作っておき、見てもらうと参加者とのイメージのズレを防ぐことができ、直接的な意見をもらうことができます。
(弊社では、figmaなどのデザインツールを使って準備しています)
また、検討中の新サービスを使いたいかをきくだけではなく、「なぜ使いたいのか、使いたくないのか」「どうしたら、使いたくなるのか」など、理由の部分を詳しく聞くことが重要です。
単純な利用意向よりも、「なぜ」の部分が超重要です!!!!!
終わりに…
インタビューフローは、いかがでしたでしょうか?
ユーザーの背景理解→仮説の検証の順番に進めていくこと
検証だけではなく、「なぜ」そう感じたのか、理由の部分が超重要!
この2点が少しでも伝わって伝わるとうれしいです。
次回は、インタビュー調査を提案した際によく聞かれる質問について回答しようと思います。
また次回!!