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おまけ。おいたんのこと。

母のようにはならない、と散々言ってきたが、おいたんのことはどう思っていたか。

おいたんは、連れ子である私たちのために朝も昼も夜も働いた。
財布しか入らない小さいクタクタのかばんを持って、外が暗いうちから出かけて、朝暗いうちに帰ってくる。
私たちがみんな寝てるのに、こっそり出て行って仕事をして帰ってくる。
夏はもちろん、極寒の真冬も。
九州は暖かいと思われているし実際暖かいのだろうが、雪が降るほどには寒い。

そんな姿を見ていたら、邪険にもできなくなるのが子供心。

そこは尊敬できるよね。とよく妹と話した。

とにかくよく怒っていたのも、手をあげていたのも、父になろうと必死だったのかも。

書いてて思ったけど、やっぱり親はずるいね。暴力が肯定されかける。

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