あちこちでオススメされている「葬送のフリーレン」読んでみました
「オススメ本」としてあちこちで耳にする「葬送のフリーレン」
まだ4巻なら余裕で追いつける!おこもりゴールデンウイークに一気読み。
なんかね、とても不思議な感じです。
「予定調和をサクサク外す冒険ファンタジー」
「普通はこうだよね」をサクサク外しながら進むストーリーが、なんとも言えない新しさを出していて、この先一体どんな話になるのか「これは見逃したら絶対にまずい!」という気持ちにさせるのです。
この「予定調和を外す」がとにかくすごい。
「冒険の終わり」からはじまる物語。もはや「魔法使い」も「勇者」も生活する上での職業的な肩書きのひとつで、フリーレンが集める魔法は「勇者ヨシヒコ」のメレブと同レベル。そして、新キャラは登場してすぐ別の道へ・・・。
そもそも、少年漫画的な「努力」「友情」「勝利」の匂いがうすく、ヒンメルのイケメンぶりにまんまとときめいてる私としては、「男子はどこに魅力を感じてるのか?」をすごくすごく聞いてみたい!
そんな淡々とはじまった物語がグッと濃くなったと感じたのが、第14話からのグラナト伯爵領の回。
人にとっての「言葉」と魔族にとっての「魔力」のくだりに唸り、“断頭台のアウラ”との闘いに痺れました。
「寿命が違う種同士が人生のひとときを一緒に過ごす」
このことが、魔法や奇想天外な冒険よりも、この物語がファンタジーであることの肝なのではないか。
「旅」や「時間」は、「人生」という意味ともつながって、生き方、使い方を感じさせる深い味わいをもたらしています。
「アイゼンは辛く苦しい旅がしたいのかい?」
「僕はね、終わった後にくだらなかったって笑い飛ばせるような楽しい旅がしたいんだ」
ハートもイケメンなヒンメルの言葉。「旅=人生」として聞こえました。
そう言えば、先日引いたおみくじ(大吉!)にも
「時はその使い方によって金にも鉛にもなる」
とのお言葉が。なんだか引き寄せたみたいです(笑)
きっとたくさんの伏線がはってあるんだろうな。
どんな風に物語が回収されるんだろう。
とにかく絵がキレイ!
話の区切りで必ず出てくる「勇者ヒンメルの死から○○年後」にも絶対意味があるはず!
香りにしたら、どんなブレンドになるかな~。
妄想&期待が to be continued です!
#葬送のフリーレン #マンガ感想文 #非日常 #リラックス #マンガ
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