⑦『生きるとは、自分の物語をつくること』河合隼雄・小川洋子著
年の初め、本に囲まれた空間で庵主とゆっくりおしゃべりがしたくて訪れた草径庵
門扉にかかる大きな松の木、張った芝生に季節の植物たち。
どこかなつかしさを感じさせる庭も大きな魅力です。
こちらでは、無料で本の貸し出しをしてくれるありがたいシステムがあるのですが、今回も今読みたい1冊に出会いました。
タイトル、河合隼雄、小川洋子
表紙だけの情報で絶対読みたい確定!(笑)
案の定、読み終わった本は付箋まみれ。
「あぁ」とか「うーー」とか言いながら、お二人の会話に自分も一緒に参加させてもらっているように読みました。
『博士の愛した数式』『源氏物語』といった「物語」を軸に、宗教やカウンセリングについてなど、話はどこまでも広く深く語られます。
そしてぜひ、何かしらのセッション(アロマ、占星術、カラーetc)をしている方に読んで欲しい!
カウンセリングをしているつもりはなくても、クライアントさんの心とむきあっている時間であることに違いはなくて。
そのために知っておくべきことが記されている1冊です。
今年の目標の「読書と映画感想あわせて100」チャレンジ
スタートしてまだ間もないですが、すでにひとつの法則を見つけました。
「前と今の作品がどこかでつながる」
自分で選んでいるのだから、当たり前っていえばそれはそうなんだけど、「これ、まえ読んだ(観た)やつにつながるな」がチャレンジあるある化しています。
例えば、心と体、善と悪。
前回の『深い河』から続く「魂とはなにか?」とうい問いに続く流れに感じました。
継続するって、こういう点と点がつながってひとつの筋が見えてくることなのかも。
その筋を育てていけば、道になったり軸になったりするのかな。
河合先生と物語について。
もっと作品を読んでみようと思います。