見出し画像

世界は自分中心で回っている。

私たちは言葉を通して相手とわかり合おうとする。

しかし、どんなに説明しても時にはそれが伝わらない。

多くの人は少なからず、こういう経験をしたことはないだろうか。それでは、どうすれば乗り越えられるのだろうか。

その原因としては、そもそも人間と人間が話すことに問題がある。私たちは、相手も人間、自分も人間ということを忘れているのだ。

例えば、相手がロボットなら、言いたいことはストレートに伝わるだろう。(あくまで文字通りだ。もちろんロボットがこちらの意図を推察して理解することは不可能だ。)

だが、彼らは嫌な顔一つせず、速やかに行動に移るはずだ。人間はそうはいかない。ロボットに命令形で指示しても問題ない。仮に、人間に対して命令形で指図すると、(奴隷でない限り)誰も聞かないだろう。

私たちの思考は忙しい

私たちは常に考えている。頭の中で止まらず、様々な感情が生まれ、外に出ていきたがる。矛盾する願望も次々に湧いてくる。

さらに、私たちは無意識のうちに世の中を自分に都合よく捉え、それに基づいて行動しようとする。

恐ろしいのが、それがどんなに合理性に欠ける振る舞いで合っても、自分では理にかなっていると思い込んでいるのだ。

私たちが抱く願望は私たちに魔法をかける。その結果私たちは催眠術にかかったような状態になる。
願望が実現して保存ものが望が手に入るならいいが現実にはそうもいかない。あきらめ切れないまま願望だけが強くなりすぎると物事歪んだ目で解釈するようになる。

外部と接触するときに自分が聞きたいように聞いてみたいように見るのだ。

ある課題についてある課題について理性的に話そうとしているのに、気がつけば互いの自慢になってたり、相手からの励ましをさりげなく要求したり、嫌味を言ったりしている。

本人も気付いていなかった願望が論理的な思考を妨害し、理性的な話し合いも本来の目的もどこかに行ってしまうのだ。

冷静に考え、駆け引きのないコミュニケーションをし、意思疎通を図る。たったそれだけのことが、私たちにとってもは実は難しいということである。

意思疎通を妨げる5つの性質

1. 変わることへの抵抗

2. 自分の考えを優先させ、相手の意見に耳を傾けない

3. 先入観を持った聞き手

4. 根拠のない推測

5. 根強い秘密主義

原因を理解する

質の高いコミュニケーションの原点は、思っていることを相手にそのまま理解してもらうことである。単なる言葉のやり取りで合ってはならない。

意思疎通を阻む要因は、私たちのうちにある様々な思いや願望である。これか会話を脱線しようとする。抱えている荷物を下ろすことばかり考え、相手と考えを共有し共通のゴールを目指して進もうという目的を忘れてしまうのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?