いつもありがとう、そしてまた夢のはなし
「人生最後のダイエット」を決意して4カ月、私は教科書のような本よりも、個人の体験談であるkindle本を圧倒的に多く読み漁ってきました。この世の中には数多くのダイエット法が存在し、そのひとつひとつに必ずそれを成功させた人がいる。
星の数ほどダイエット成功事例があるにもかかわらず、いまだに永遠のダイエットループから抜け出せない人がいる。あの人が「いい」と言っていたことが、ある人は「ダメ」と言っていて、「いったい何が正解なのよ!」と言いたくなる。
多くのダイエット成功事例に触れながら、私はずっと「これって投資と同じだよなぁ」と考えていました。
投資も「投資」とひとくくりにはできないほどの、数多くの「投資商品」「投資法」が存在し、その中で何が自分に合っているのかは、実際自分で体験してみることでしか見つけることができない。
誰かが「いい」と言ったとしても、たとえ誰かがその方法で投資に大成功していたとしても、自分に合わない投資を選んでいた場合、大きなストレスがかかり「失敗」に繋がることがある。
ダイエットは「習慣」と言われるけれど、投資も「1回だけ、そのときだけ」やるものではなく、多くの人が「貯金」と一生付き合っていくように、投資も一度スタートしたならば、日常的に自分のすぐ隣に在り続けるものであると私は思っています。
私は今回、20年以上かけてようやく、自分に合ったダイエット法を見つけることができました。
ダイエット = 我慢・努力・忍耐で成し遂げるもの
ずっとそう思い続けてきたけれど、これは私の勝手な思い込みだった。自分に合ったダイエットなら、こんなに楽しく続けられるものなのか!
2年前の12月、私はnoteにこう意図しています。
今はまだこの途中ですが、私は1年後「絶対に!」これを成し遂げることができますので、これを書いた当時の私からしたら夢のようなこの言葉は、すでに叶ったも同然。
noteに書いたことって、本当に叶うんだよな、しかも、noteの人たちは人の夢を笑ったりしないし、ずっと私のこと見張って「全然できてないじゃん」とか言ってこないし、noteに夢を書かない損失の方が大きいんだよね。
と、いうことで、もうひとつ今年最後の締めとしてまた夢の話を書いておきたいと思います。
(前書き1000字/全4100字)
私は株式投資歴25年以上、でも数字上では特別大きな結果を残せていないその辺にいくらでもいる個人投資家です。
けれど「投資を楽しむ」という意味合いでは、そこそこの結果を出しながら25年も楽しく投資を続けている今の時点で、すでに「ワクワク楽しい株式投資」の成功者であると思っています。
私はこの「ワクワク楽しい株式投資」を、ダイエットと同様に一生の習慣として続けていける自信があります。常に大波小波に翻弄される業界ですので、結果・成果だけでみると満足できるものをいつも維持できるわけではありません。
それでも、その波の浮き沈みがあるなかでも、自分の資産とメンタルが壊滅的なほど総崩れしないだけの「自分に合った投資スタイル」を、この25年で確立してきた自負があるからです。
「人生最後のダイエット」に成功した人、体型維持にそれほど多くの苦労を必要としない人も、きっと同じだと思います。クリスマスや正月、ストレスによる過食などで一時的に太ったとしても、日々体重の浮き沈み、ときに体型の崩れがあったとしても、それを立て直すための自分なりの改善法がきっと確立されている。
今回、私がようやくようやく「自分に合ったダイエット法」を見つけ、ダイエットを心底楽しんでいるように、多くの人が「自分に合った投資スタイル」を確立し、この資本主義社会の中で今のところ最も優位な立ち位置である「投資家(資本家)」となり、「お金がない」という大きなストレスから楽しみながら解放されることを心から願っています。
だって、私が投資を始めたころは、ひとつの企業に投資するのに数十万円が必要だった。投資信託の積み立てだって、最低1万円からだった。ネット証券なんてものはなく、証券会社の店舗に出向き口座を開くのは敷居が高い。株の売買手数料も1回数千円はした。
「投資は”お金持ち”がするもの」という意見は当時なら正しかった。でも今はどうか? noteの株も、RIZAPの株もそれぞれ5万円3万円で買える。投資信託の積立は100円から始められる。中1・小6の私の子供たちでさえも、自らの意思でお年玉の一部を投資信託の積立に回している。
息子が中学生になったとき、私の父が入学祝を持ってやってきた。姉からのお祝いと合わせて6万円。私はこのお金を「好きに振り分けな」と言ってそのまま息子に渡す。息子は私の父に尋ねた。
「じぃじだったら、この中のいくらを投資に回すの?」
「じぃじだったら、6万円全部投資に回すよ」
息子は少し考え、5万円を投資へ、1万円はお小遣いとして手元に置くことを自分で決めた。今までのお年玉と、この時の5万円を中学3年間で割り、現在息子は月2100円の積立投資をしている。
私の父は株式投資をこよなく愛している。株の話をするときの父は、いつも少年のようなキラキラした目をしてる。父は倹約が板につきすぎて全然お金を使わない。ランチもほとんど株主優待。「もっとお金使ったら?」
「俺の一番欲しいものは"株”なんだから」
そんな父にチョコザップをおススメしようとしたら、返ってきた言葉がこれ↓だった。
「チョコザップ、いいなと思ってたんだよ! だからすでに株は買ってあるけど、まだ家の近くにないからオープンするのを待っているんだ」
一緒にいた母にも、私がチョコザップを楽しく続けていることを力説した。母も元投資家だが、すでに老後に突入している両親はリスク商品ばかりに資産を置いておけない。父は死ぬまで投資をやめないからと、数年前に投資家を完全引退した母。
母は、私がどれだけ運動嫌いでめんどくさがりで動くことが嫌いな人間かをよく知っている。
「アンタがそこまで言うんなら、私もRIZAPの株買ってチョコザップ通うよ。チョコザップで楽しく運動しながら、いつか3万円が6万円になったら嬉しいね」
15年くらい前だったか? 我が家の近くにサイゼリヤ地域一号店がオープンしたとき、私は安さと美味しさに感動し、両親を店に連れていった。父も母も「美味しいね。こんなに安く食べられて、なんて幸せなことなんだろう」と感動し、「ここは上場しているのか?」と言ってすぐに株を購入した。
10年位前には丸亀製麺のおいしさに惚れ込み、「これは絶対流行るはず!」と、そのときもソッコーで株を購入。
「自分がいいなと思った店の株をずっと持ち続けるんだよ。それが結局、一番儲かる方法なんだ」父はいつもそう言っている。
素晴らしいサービスに出会うたび、私が「この会社は上場しているのか?」と調べるのは、完全に両親からの影響であり、いつか日本中の家庭でこんな会話が繰り広げられるようになったら面白いのになぁといつも思っています。
ダイエットが「努力・忍耐・我慢」で成し遂げるものではないように、投資だって「怖い・危険」という要素だけではありません。
ダイエットと同じで「基本のキ」を押さえる必要はあるけれど、株式投資は運ゲーでもギャンブルでもなく、こうして私たちの生活のすぐそばにあるものであり、誰だって自分の「スキ」という感性で投資先を見つけることができるのです。
そうして見つけた企業に投資して、配当や優待を受け取りながらそのサービスを応援のために利用する。
「チョコザップで楽しく運動しながら、いつか3万円が6万円になったら嬉しいね」
これが私の「ワクワク楽しい株式投資」
私の夢は、両親から学んだ「ワクワク楽しい株式投資」の話をしながら、尊敬する日本一の個人投資家 故)竹田和平さんの「徳の投資」を広めること。
和平さんはずっとずっと雑誌やテレビで徳の投資を語られてきたのに、儲け至上主義だったこの数十年、「どうやったら儲かる?何買ったら儲かる?」そんな話にばかり需要があり、本当に伝えたかった徳の話はカットされてきたそうです。
「徳のある企業を応援する。物言う株主ではなく、経営者を応援する株主へ」
投資が日本でも大きな関心事となり、「こころの時代」と言われる今なら、こちらの話を聞きたいと思う人はたくさんいるんじゃないか。なぜいま、和平さんがこの世にいないのか? 私は悔しくて仕方ありません。
「お金がない世界」「愛だけで回る世界」を実現しようとするならば、きっとその通過点として、まず「みんなに優しい愛いっぱいの資本主義」を作っていく必要がある。
それは一部の人だけが富を独占しないよう、まずはできるだけ多くの人が資本家側に立っていくこと、企業理念に興味を持ち「関係者みんなに優しい経営」を心掛ける徳のある企業に投資すること。
資本主義を残酷というのなら、もっと優しい世界に変えていきたいと思うなら、これが力のない私たちが自分を守りながら社会のためにできるひとつの行動だと思っています。
今日のイラストは、こいけさんに描いていただきました。
「豊かさはすでにここにある」
そんなことを感じる素敵な絵、ありがとうございました。
『宇宙兄弟』寄贈の夢、始動します!
(あとがき)
今年一年、たっぷりの楽しい時間をnoteで過ごさせていただきました。
新しい出会いと、そして別れもありましたが、私はnoteが大好きです。
ダイエットのkindle読んでて確信しました。やっぱりみんなそれぞれの人生のプロなんです。だから私は、そのプロたち一人ひとりが書く「自分本位の感想文」を読むことが大好きです。
来年も変わらず、私もここで自分語りを続けていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えくださいね。
一年間ありがとうございました!
(おまけのダイエット報告)
イェーイ♬