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生き方について考えることが好きです|【企画参加】#心に残るあのエピソードをあなたへ

noteのコメント欄をキッカケに、読むつもりのなかった本を読みました。

私は読書が好きですが、難しい本は読めません。簡単な言葉の本しか読めません。

その本は、経営者・起業家【必読の書】と言われているビジネス書でした。

そんなん、いかにも難しそうじゃないですか!!


こちらの記事 ↑ でご紹介した、私の投資先のひとつである㈱メドピアの石見陽社長が、「医師から経営者へ」大きな一歩を踏み出すキッカケとなった本『ビジョナリーカンパニー』

今回、私が読んだのは、シリーズ最新刊『ビジョナリーカンパニーZERO』です。


この本には、幸せな生き方の学びが詰まっていました。

著者ジム・コリンズ氏のメンターである共著者ビル・ラジアー氏は、私がもっとも尊敬する竹田和平さんのような方だった。

「第一章 ビルと私の物語」は、読んでいて涙が出ました。

この時点で、この本が素晴らしい内容であることを私は確信しました。

まさかビジネス書で泣くことになるとは!!本当に読めて良かった。

読むきっかけをくれた、そいさん、かつおさんに感謝!!



『ビジョナリーカンパニー』を先に読まれたそいさんが、noteに感想を書かれています。

時代を超えて生き残っている企業は皆、困った時には立ち返ることのできる明確なビジョンを持っている

ビジョンがあるから安泰ではありません。

経営の根幹を揺るがすような問題に直面することもあります。

しかし、ビジョナリーカンパニーは、そんな時こそ、小手先の対応で乗り切ろうとするのではなく、会社の根本にある経営理念である「ビジョン」に立ち返るのです。

教師であるそいさんは、「心の根っこを育てる!」という明確な教科経営のビジョンを掲げられています。

「何のための授業なのか?何のための教育なのか?」

ビジョンに向き合う。そして、起こる現実から学び、またビジョンと向き合う。
気がつけば、そこに「幸せがある」のではないかと。

そいさんのnoteより引用


会社経営、教科経営に関わらず、私たち個人も「生きる指針」といえるビジョンを持っていると強い!

私はそう思います。

noteとの付き合いかた一つとっても、「何のためのnoteなのか?」を明確にしておかないと、楽しいはずのnoteが辛いものになってきたりもします。

困ったとき、迷ったときには、いつでも立ち返ることのできるビジョンを自分の中でしっかりと言語化しておくこと。

その大切さを『ビジョナリーカンパニー』を通して学ぶことができました。



今日の記事は、チェーンナーさんのバトンリレー企画 #心に残るあのエピソードをあなたへ  に、参加しています。

バトンは、きよこさんから回ってきました。

繋いでくれてありがとう。

今日は、本に書かれていた素敵なエピソードを少しと、自らのビジョンを明確に掲げて生きてきた私の母の話を書いてみたいと思います。




『ビジョナリーカンパニー』は、「偉大な企業」を築き上げるための指南書のような本ですが、「小さな会社のままでいたい」と思う経営者もいるはずです。

それと同じで、私たち個人も、誰もが成功者や大富豪になりたいと思っているわけではありません。

特別な成功を手に入れたいと思わなくても、どんな企業でも(どんな人でも)明確なビジョンは必要だと本には書かれていました。

「小さな会社であり続ける」「働く人の私生活も大切にしながら、小さくても収益力のある幸せな会社になる」

こうしたビジョンをしっかりと掲げておかないと、成功を良しとする世の中の価値観に引っ張られ、目の前に現れる機会をずっと追い続けることになってしまうかもしれない。

それは、それぞれの望む生き方を遠ざけることになってしまうかもしれません。

アウトドアブランド「LL.Bean」は、創業者の孫であるレオン・ゴーマンが、今の世界的企業に成長させたそうです。

創業者レオン・ビーンは、金儲けよりも顧客を友人として扱うこと、誇りの持てる文化を醸成すること、大好きなアウトドアで時間を過ごすことを優先したと書かれていました。

レオン・ビーンが「もっと稼ぐために成長速度を上げるべきだ!」と周囲の人たちに言われた時に返した言葉がこちら↓です。


僕はすでに1日3食食べている。
4食目はとても無理だ。


自らの成功をお金で測ると、必ず敗者になる。人生における成功の真の評価基準は、どれだけ有意義な人間関係を築くことができたか、そして自分のコアバリューにどれだけ忠実に生きることができたかによって決まる



このエピソードを読み、真っ先に思い出したのが母の言葉でした。

私の両親は、私が子どもの頃からずっと「投資で資産1億円!」を夫婦共通の夢として掲げていました。

私たち子供にも、いつもその夢を熱く楽しく語っていました。

でもその夢は、結果として達成できなかった。


母から直接聞いたことはありませんが、母の中核となる価値観(コアバリュー)には、「自由」「自己責任」という言葉が間違いなく入ってくるはずです。

私の両親は、父、母ともに投資家です。

株式投資は父の大切な趣味であり生きがいなので、父は死ぬまで投資を辞めることはありません。

それを知っている母は、倹約に励みながら何十年もかけた夢を諦める大きな決断をしました。

アベノミクス相場での上昇を待たず、マイナスだった銘柄がとんとんになった時点ですべて持ち株を売りに出し、あっさりと投資家を辞めたのです。


投資は「買い」よりも圧倒的に「売り」が難しい。

投資でなくとも、多くの事は始めるよりもそこから引く決断の方が難しいと思っています。

人生の終盤でリーマン級の暴落に見舞われた場合、回復に何年かかるかわかりません。

そんなリスクに縛られることは、母の望む生き方ではなかったのです。

父は「これから上がるのにもったいない!」と言いましたが、母の決断が揺らぐことはありませんでした。


5年ほど前に一度だけ、「1億円の夢、達成できなくて残念だったね」と言ったことがあります。

そのとき母が返してきた言葉は、私にとって一生忘れられない言葉になりました。

「とっくに夢は叶っているよ。
私の夢は、何にも縛られず自由に生きることだったから。」

母の日常の楽しみと言えば、今も好きで細々と続けている仕事と、喫茶店でランチを食べながら週刊ジャンプを読むことです。

父は株式投資とウォーキング、スーパー銭湯(サウナ)を楽しむこと。

1億円は無理だったけれど、お金・時間・健康・人間関係、何にも縛られずに好きなことを楽しむ自由を、両親は見事に手に入れました。



前回の記事で、母がある宗教団体に属していることを書きました。

「自由」を重んじる母は、自分の自由と共に他人の「自由」も尊重します。

宗教活動に熱心な母ですが、けして私たち家族にその教えを強制することはありませんでした。

そして私の父は、宗教にハマる母を差別したり、宗教の悪口を言ったりすることはありませんでした。

「今を楽しむ、時間のある限り遊びつくす!」というコアバリューを持つ父にとって、価値観の違いで母と争う事は、時間の無駄でしかなかったと思います。

両親が宗教が原因でケンカしたこと。

私の頭の中には、たったの1エピソードもありません。


私の母は、生き方について考えること、話すことが大好きでした。

「生き方」「人生」についての話を、ちゃんと話ができる中学生を過ぎたころから、母は何度も私に振ってきたと思います。

私はそれを宗教臭い話だと嫌い、「そんな話はもういい!」と、その話に耳を傾けることはありませんでした。

でも今は、母と同じように、私も生き方について考えることが大好きです。


コアバリューとは「つくる」ものではない。
「私たちはどのような価値観や理念を持つべきか」という問いは間違っている。正しくは「私たちの心のなかにある価値観や理念とはどのようなものか」と問うべきだ。

『ビジョナリーカンパニーZERO』


そいさん、かつおさんとのコメントのやりとりから、素晴らしい本を読む機会をいただきました。

さらにそこから、前回の記事にいただいたコメントやメッセージを通して、そしてチェーンナーさんのこの企画を通して、「両親が歩いてきた人生」を、あくまで娘視点ではありますが、深く深く考える機会をいただきました。

私にとって、とても意味のある貴重な一週間になったなと、改めてnoteで出会ったみなさんに感謝しています。




最後までお読みいただき、ありがとうございました。



さて、バトンリレーのバトンですが……

私は「本」との出会いにより人生が変わった人間です。

「本を読めば人生変わる」「掃除で人生変わる」とか、よく言われていますが、「そんなんで人生変わるわけないだろ!」と昔の私はずっと思っていました。

でも本当に、本で人生変わっちゃうんですよね😆

「本って素晴らしい!」

と、いうことで、私は大好きな作家さんおふたりにバトンを渡します!



お一人目は、そいさん。

私が「この人のようになりたい」と、少しでも近づけたらいいなと、最もあこがれ尊敬しているのは 故)竹田和平さんです。

「和平さんを知っている人がnoteにもいた!!」

タイムライン上で、そいさんのつぶやきの中に和平さんを見つけたときの感動は、今でも忘れられません。

尊敬する人が同じなのですから、やっぱり価値観は似ているなと思います。

そいさんの書かれた本は、どれもご自身の経験を元に描かれています。

どの本を読んでも、伝えたい想いがしっかりと伝わってくる。

そんな本ばかり♬

自分と向き合うこと(内省)を、とても大切にされているそいさん。

喜多川泰さんの背中を追いかけ、これから多くの人の心に響く作品をたくさん世に出してくれると思っています。

お仕事しながらnoteも毎日更新、kindle本を14冊も出されているとてもパワフルな方です。

そして行動力、行動までのスピードが半端ない!

『ビジョナリーカンパニー』を読めたのもそのおかげ💕

いつも多くの刺激をいただいています。

私はそんなそいさんの定年後が、今から楽しみで仕方ありません😍


お二人目は、結城熊雄さん。

結城熊雄さんは、私がnoteを初めた初期のころに知り合った方。

あの頃仲良くしていただいた方たちは、もうほとんどnoteにいません。

二年以上お付き合いのある、数少ないnoterさんのひとりです。

チェーンナーさんが二年前に立ち上げられた最初のバトン企画「#よみがえる遺産」のバトンを私に回してくれたのが、結城熊雄さんでした。

なので今回は私からバトンを渡します😆

くまちゃんは作家を目指しつつ、ちょっと面白いことをしています。

それは、物書きのためのYouTube『n日後に作家になった私の執筆記録。』

くまちゃん自身が執筆活動している様子を、ライブ配信するというYouTubeです。

この記事の書き出しは、そのライブ配信を聴きながら書きました!

BGMと共に、キーボードを打つカチャカチャ音、たまに「はー」とか「ふー」とか聞こえてくるライブ配信(笑)

「独り言が多い私には絶対にできないわ!」と思いながら私も記事を執筆、あっという間に2時間が経過していました。

くまちゃんには「30秒」で読めるクスッと笑えるお話を、いつも楽しませてもらっています♪


kindleやYouTube……

作家を目指す道が、今は本当にたくさんありますね♬

そいさん、くまちゃん、バトンをよろしくお願いします!!

チェーンナーさん、素敵な企画に参加させていただきありがとうございました!

きよこちゃん、バトンを回してくれてありがとう。

そして絵本の出版、おめでとうございます✨

きよこちゃんが絵本に込めた思い、必要な方に届きますように…



(粘土作品&写真提供💛糸、ラムネ好き成りさん)


この記事が参加している募集

いただいたサポートは、夢の実現のために使わせていただきます 私の夢は 日本全国の学校・図書館に、漫画『宇宙兄弟』を寄贈すること https://note.com/arigatou_happy/n/n4b0d2854718c 一歩一歩かぺる(頑張る)しかない!(2023.3.21)