お子さまの癇癪に困っていませんか??
発達障がい児の『癇癪』は『特性』ではないそうです。
例えば『自閉スペクトラム症』のお子さんは『感覚過敏』を持ってる事が多いです。
常に鋭敏で不快な思いを感じやすい為、過大なストレスを抱えやすくなります。
そのストレスの蓄積で『癇癪の酷さ』や『多さ』や『パニック』に繋がるのだな〜と長年、発達障がい児を育てて感じています。
要するに、『過敏な特性』ゆえに『ストレス』が健常児よりもかかりやすく、『大癇癪』に繋がる…と言うことだと思います。
なので『工夫•対応•環境』次第で『癇癪』が少しずつおさまってくる場合もあると思います。
次男小3はADHD.ASDと診断され、幼少期は特に癇癪が多く大変でした。
家族が疲弊して、リスパダール、ストラテラを服薬していましたが、今では必要なくなりました。
副作用で寝ている時だけ『痙攣』していたのも辞めたキッカケなのですが『環境』を整え『その子にあった対応』を根気よく続けてきた結果だとも感じます。
健常児でも5歳くらいまでは自分の思いが通らない時、不快な時『癇癪』を起こす子が多数です。『癇癪』を起こすことで『親が動いてくれる』と脳で子どもは『学習』しています。
『賢い』ですね!!
親は子どもの『癇癪』に『無反応』くらいがちょうど良いです。
お店で欲しい物があって暴れてしまったときは…
いったん、お店を出ましょう。
急いで買い物を終わらせたい気持ちはよく分かりますが、ここはグッと我慢しかありません。
パニックがおさまったら、どうしてお店を出たのかを冷静に説明しましょう。
そして、欲しいものがいつでも手に入るわけではない事も教えてあげましょう。
すぐには理解出来ずにその後もグダグダしつこいかもしれませんが、ここもグッと我慢。
ほんっとに疲れます!!何かの修行なのか⁈って思います。
そして、それがおさまり切り替えられたら…
たくさん褒めましょう!!
ギューって抱きしめるのも良いですね。
愛情ホルモンの『オキシトシン』が出ます。
社会行動に障害がある自閉症スペクトラムの患者さんにオキシトシンを投与したところ、前頭前野の活動が増加して症状の改善が見られたという報告があるそうです。
親子の信頼関係、共感も生まれて安らぎの効果もあるそうです。
また、お家で暴れてしまった場合は危ないものが近くにないか確認して安全ならば思い切り泣かせてあげましょう。
感情を出すのは悪い事ではありません。
逆に感情を出せずに我慢させた方が今後の成長にあたって、問題行動に繋がる場合もあるので注意が必要です。
泣く声が酷くてママ、パパが疲弊する場合は部屋を離れて様子を伺えば大丈夫です。
たまには人に預けて自分の時間を確保することも本当に大切です!
1人で抱えず、周りに頼ることも考えてくださいね!
お母さん、お父さんの不安がお子さんに伝わりお子さんが情緒不安定になる事もありますから…。
たまにはご自分にご褒美をあげてゆっくりなさってください。