京都散歩26:「即今只今」松尾大社と鈴虫寺の説法
お立ち寄りいただきましてありがとうございます。
京都のお散歩をあちこちしていますが、今まで嵯峨野エリアにあまり出向いていない。。
特に理由はないのですが、嵐山の喧騒に向かっていくのが、一人の散歩だとなんとなくばつが悪いからでしょうか。。。
それでも試験には出題される場所が多いことも事実。
ずっと鈴虫寺が気なっていたので、四神相応の地の寺社で行けていない松尾大社含めてのルートを計画しました。
【2024年10月6日】
阪急の松尾大社駅からお散歩します。
松尾大社
松尾山の麓に社殿が設けられたのは、飛鳥時代・大宝元年(701)のこと。秦忌寸都理(はたのいみきとり)が勅命により、山上の磐座の神霊を山麓の社殿に移し、松尾大社が建立されたと伝わります。
駅を出るとすぐ目の前に鳥居が。
良い天気です。
鳥居をくぐって先に行くと赤鳥居が見えてきます。
楼門から中に。
小川を渡ります。
この後の行程もそうなのですが、そこかしこに綺麗な水の流れがあります。
手水舎は蜂がいるせいか立ち入り禁止でしたので遠くから。
拝殿へ。
板がかかっていました。
本殿(中門)に参拝。
とても立派。
七五三で訪れている方も多いので、上部のみの写真。
本殿の両隣に様々祀られていました。
境内散策します。
この先の裏手に。
亀の井と霊亀の滝 ・滝御前社
神泉「亀の井」
別名「よみがえりの水」
仕込みに使うと、酒が腐らなくなると言われています。
霊亀の滝 ・滝御前社。
突然空気が変わります。
ものすごく涼しい。。
鳥居の先が霊亀の滝です。
ここから、お庭と神像館を見学します。
こちらからは拝観料が必要。
3つのお庭(松風苑)
重森美鈴晩年の作で「上古の庭」、「曲水の庭」、「蓬莱の庭」の三庭からなります。
ここから戻って蓬莱の庭。
途中「神像館」も見学。
松尾大社に現在所蔵されている御神像21体が展示されています。
特に男神・女神像三体の御神像は平安時代初期の作で、等身大坐像・一木造り、我が国の神像彫刻中、最古最優品として重要文化財に指定。
「おいで」と「おかえり」
4月20日の後の日曜日から3週間「松尾祭」があります。
古くは「松尾の国祭」と言われた大祭で、4月20日の後の日曜日に「おいで」と呼ばれる神幸祭があり、桂川を神輿が舟で渡ります。
三週間後のに日曜日に「おかえり」の還幸祭で神輿が松尾大社に戻ります。
覚えることがたくさんです。。。。
食事して苔寺方面に向かいます。
月読神社
松尾大社の境外摂社です。
ご祭神は月読尊
月読尊は壱岐氏の祖。
安産の神として有名だそうです。
鈴虫寺に向かいます。
華厳寺 (鈴虫寺)
こちらの拝観は、朝9時から夕方16時までの凡そ1時間に1回毎で、まず鈴虫が鳴いている境内の広間で説法を拝聴してから境内を巡ります。
13:10の回を目指して12:45には到着したのですが、境内に続く階段の3割程度は並んでいて、13:00を超えた頃には後ろに階段の最初あたりまで行列ができていました。
時間になり、広間に通されます。
3,000匹いるという鈴虫の音色は圧巻です。
(写真撮影はもちろん禁止)
説法は約30分程度なのですが、冒頭から人の心を掴みます。
営業をなりわいとしている身としては、この話法勉強になります。
この説法の中で心に残ったのが、題名にもなっている「即今只今」(そっこんただいま)という言葉でした。
この言葉だけはメモして帰りました。
(皆さまも訪れる際には、メモのご準備をされることをお勧めします。)
この言葉は「過去に起きたことをくよくよしたり、何が起こるか分からない未来に悩んでいてもなにも始まらない。だからこそ今をしっかり生きていきなさい。」という意味です。
そうか。なぜ今こちらが気になって訪れたのか意味が分かりました。
人生には偶然はなくてすべてが必然なのだなと改めて感じた説法でした。
素敵な時間を過ごしました。
お庭を巡ってから帰ります。
わらじを履いたお地蔵さん(幸福地蔵)
こちらには、珍しいわらじを履いたお地蔵さんが鎮座されていて、1つの願いを叶えてくれるそうです。
わらじを履いているので、お願いした人々の元へお地蔵様から訪ねて下さるので、祈るときには住所と名前をお伝えしないとです。
こちらのお守りと祈祷の方法も説法で教えてくれますよ。。
写真忘れました(;^_^A
西芳寺(苔寺)、地蔵院(竹寺)、浄住寺
今回苔寺の予約はしていませんので、雰囲気だけ尋ねました。
地蔵院の猪目窓(ハートの形に似ている)も気になりましたが、このエリアは行く場所を絞らないと1日では難しいかもしれません。
こちらもしつかり勉強します。
紅葉が始まったら、また来たいですが混雑するだろうなぁ。
すっかりお勧めエリアになりました。
これから良い観光シーズンになりますので、宜しければ訪れてみてください。
それではまた。