
京都散歩44:真如堂の「花供曽」授与と、逆立ちした狛犬
お立ち寄りいただきましてありがとうございます。
早くも3月になりました。
積み残している事柄が多々あるのですが、まずは年度末を乗り切らないと。。
2025年3月1日の京都は温かくてよい天気でしたが、花粉の飛散が激しいのといろいろと買い物があったので、翌3月2日のお散歩です。
【2025年3月2日】
今回の京都散歩は「大涅槃図」が公開されている「真如堂」と、「宗忠神社」に伺います。
以前岡崎神社から金戒光明寺と巡って真如堂の前まで歩いたので、その続きの様な感じです。
市バスの錦林車庫からスタート。

三条方面からだと一つ手前に「真如堂前」のバス停がありますので、最寄りはそちらですが、錦林車庫でお手洗い借りました(;^_^A
毎回のことですが坂道を登っていきます。。。

こちらのルートだと東参道から入りますので写真が前後します。


真如堂
正式には鈴聲山真正極楽寺(れいしょうざん しんしょうごくらくじ)といい、永観2年(984年)に戒算上人が開創した天台宗のお寺です。
大涅槃図を3月1日より特別公開されていて、参拝者には「花供曽」が授与されます。
「花供曽」は「はなくそ」と読み、無病息災にご利益があるとされるあられ菓子です。
仏様へのお供え物を意味する「花供御(はなくご)」が転じて「はなくそ」になったとのこと。。。
気になる名前だったので今回の参拝になりました(笑)
天気のせいか参拝者が殆どいません。
万霊堂から本堂をぐるりと正面に。


もうすぐ桜の季節で賑わいますね。


本堂
享保2年(1717年)に再建されたのが現在の本堂です。7間4面総欅の本瓦葺の入母屋造で重文指定です。

本堂では特別公開されている「大涅槃図」と、「涅槃図」、本堂裏の「釈迦三尊像」を拝見することができました。
お寺の方にいろいろと説明頂きました。
ありがとうございます。

書院に進みます。

素敵な襖絵は撮影禁止ですが、お庭は良いとのことです。
涅槃の庭
東山三十六峰を借景とした枯山水。
作は曽根三郎氏で1988年の作庭。
今回は天気が悪かったです。

随縁の庭
重森三玲氏の孫にあたる、重森千青氏が2010年に設計した庭園です。
四つ目の家紋(三井家家紋)が印象的。


素敵なお庭でした。


本堂を出て総門へ向かいます。




真如堂総門の反対側に「宗忠神社」の鳥居が見えます。
宗忠神社
御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)、宗忠大明神(むねただだいみょうじん)です。
文久2年(1862)に創建されました。
眼病平癒の御利益があるそうです。

吉田山なのであたりまえですが。。
こちらの両脇も桜ですね。
きっと綺麗だろうな。
鳥居には「逆立ち狛犬」がいらっしゃいます。
他では見たことがない珍しい狛犬です。


拝殿
こちらの神社は、拝殿から先の本殿には進めない様になっていました。

ご神水井戸
赤木忠春の発案により掘られた井戸て、なかなか水が出ず、渾身の祈念によって一夜に真清水が湧き出たと伝わっています。

ご参拝しました。
ここから竹中稲荷を横に、吉田山を反対に降りていきます。
道が路地になっているので適当に進みました。

「重森三玲庭園美術館」を過ぎて京都大学方面に進むと「吉田神社」です。
重森三玲庭園美術館は外観の写真撮影は禁じられていました。

吉田神社については、別のテーマでお伺いしたいと思っています。
吉田神社の一の鳥居を背に、京都大学から東大路に出て今回のお散歩は終了です。


花供曽
帰宅して試食です。。
少し名前と見た目にびびります。(;^_^A

おいしい。。
黒糖味のあられ。
これで無病息災頂きました!!!
今回はこちらで終了です。
これから桜のシーズンにはちょうど良いお散歩かと思います。
よろしければ訪れてみてください。
それではまた。
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