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京都散歩29:窓と庭の風景を求めて

お立ち寄りいただきましてありがとうございます。

何故か右肩にとんでもない痛みがここ一週間続いていて、仕事にもこちらの投稿にも影響が出てきたので、病院好きではないのですが今回ばかりは診察して頂きました。

レントゲンを撮って頂き、お医者様に肩の筋肉のあたりが石灰化してると言われました。(怖い)

痛い注射を打たれて今は薬と湿布でなんとかなっています(;^_^A

どうせ身体が石化するなら、ハンコックにされたい(笑)


【2024年10月20日】

昨日の雨もあがり、日差しはそれなりに暑いものの、時折吹く風が心地よい秋の一日です。

今回の京都散歩は泉涌寺から東福寺周辺を巡ります。
どちらの塔頭にも素敵な窓と庭があるので。。

けいはんの東福寺駅まで電車で移動して、そこから泉涌寺道に入ります。

気になった店。
オーダーするか悩んでいる。

泉涌寺道

東大路から入ります。

Googlemapにもない石碑。
なんだろ。

道なりに進むと即成院。
何か行事がある様で予約の方のみとのこと。

車が行きかう総門に。
最初の頃はタクシーが貴重な門をぬけていくのを目にするたびに驚きましたが、今では慣れてしまいました。

総門

総門をくぐって木漏れ日の中を進みます。
泉涌寺までの道すがらにも、たくさんの寺院があります。

散歩道

法音院

真言宗泉涌寺派。
洛陽三十三所観音霊場札所二十五番、札所本尊は「不空羂索観音」です。

洛陽三十三所観音霊場札所は、西国三十三所霊場を京都に移して開かれた観音霊場です。

どちらも記憶とか無理だけど、できるだけ頑張る。

寿老人を祀っています。

鹿さん

戒光寺

泉涌寺塔頭。
運慶・湛慶親子の合作である、丈六釈迦如来立像(重文)がいらっしゃいます。
拝観料も取らないお寺で、このスケールの仏像にご参拝できるのは少し信じがたい。

境内には泉山融通帆弁財天が祀られていました。
いろいろ融通を聞いて頂くようにお願いしました。

こちらお勧めかも。

今熊野観音寺

なかなか泉涌寺に近づきません。
今熊野観音寺は学習のみで。


【学習メモ】
宗派:真言宗
山号:新那智山
ご本尊:十一面観音
メモ:西国三十三所観音霊場第十五番札所
  洛陽三十三所観音霊場第十九番札所
 「お砂踏法要」9月21日~23日
  四国霊場八十八か所のすべての砂が敷き詰められ、遍路の行程を一日で
  終わることができる。

京都・観光文化検定試験 公式テキストブック

ようやく泉涌寺に到着です。

御寺 泉涌寺

御寺と言われているのは、皇室の菩提寺、香華院のためです。

【学習メモ】
宗派:真言宗 泉涌寺派 大本山
山号:東山
ご本尊:釈迦、弥陀、弥勒の三世仏
国宝:泉涌寺勧縁疏(2023年に修復完了)
重文:仏殿、聖観音像
メモ:洛陽三十三所観音霊場第二十番札所
        清少納言歌碑(ここだけ)

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大門(重文)から境内に。大門は最も高い場所にあり、東山門とも呼ばれます。
屋根は切妻造の本瓦葺き、組物は三斗組で妻に板墓股を用いています。
とくに入り側の墓股には唐獅子・龍・膜麟・ 2莫などの霊獣彫刻が。

入ると左手には「楊貴妃観音堂」右は「雲龍院」に続いています。

六羅漢像の中央に安置される聖観音像(重文)。

仏殿に向かいます。
大門からは下る感じで、頂いたパンフレットには「降り参道」と記載されていました。
境内、やはりパワーを感じます。
仏殿も迫力がありますね。

仏殿(重文)
浴室

仏殿に入ります。
四代将軍徳川家綱により再建されました。
一重入母屋造、本瓦葺き唐様建築の代表作。

ご本尊は「運慶」の三世三尊佛(阿弥陀如来が現在、釈迦如来が過去、弥勒如来が未来の守護尊)

飛天図と白夜観音図は加納探幽作。

こちらに白衣観音図があります

舎利殿に。
U35アート展が開催されていて、若いアーティストさんたちの作品が展示されていました。
天井には狩野山雪筆の龍図が描かれ「鳴龍」としても知られています。

舎利殿

菊と盆栽の品評会?作品が並んでいました。
菊が並んでいるのを見ると、某邦画のシーンを思い出す(;^_^A
「よき、こと、きく」

なので怖い(;^_^A

境内とお庭散策します。

勅使門

御座所を拝観します。
中は撮影禁止。

御座所庭園


霊明殿

非公開です。
荘厳ですね。
現在の霊明殿は、明治17年に明治天皇の思し召しによって宮内省が再建したもので、重厚な入母屋造り檎皮葺き、外観は辰殿風、すべて尾州槍材で造られているそうです。

霊明殿唐門
霊明殿

雲龍院に向うため大門に戻ります。
途中泉涌水屋形があります。
泉涌寺の名の由来となった清泉を覆う屋形で、寛文8年(1668)の再建です。屋根は入母屋造り、妻入正面に軒唐破風を付けた杮葺、正面に桟唐戸、上部には弓欄間。

泉涌水屋形

雲龍院

気になっていた場所です。

瞑想石とのこと。

【学習メモ】
宗派:真言宗 泉涌寺派 別格本山
山号:瑠璃山
ご本尊:薬師如来三尊象
重文:本堂(龍華殿)、土佐光信筆「後円融院宸影」

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霊明殿からの灯篭。こちらの灯篭は。徳川慶喜が寄進したもの。
霊明殿は皇族の位牌堂です。

龍華殿。こちらは撮影禁止。

お庭のほうに向かいます。
一番奥が「悟りの間」。
悟りの窓があります。

以前訪れた源光庵でも悟りの窓を見学しました。
この丸い窓からの景色に惹かれてしまうのです。

横には五色の紅葉が見れる窓も。
掛け軸に見立てているようです。
これは紅葉の時は素敵でしょうね。

水琴窟。
良い音色です。

右から左
左から右に龍の顔を見て動くと
鼻が伸びた様に見えると教えていただいた。

蓮華の間「しきしの景色」
雪見障子の四角い窓から、異なった絵を眺めることができます。
左から「椿」「灯篭」「楓」「松」
検定の穴埋めだったら灯篭あたりかな。
樹木ではないし。

素敵でした。
次は東福寺に向かいます。
横道もなんとなく仕事で通ってはいるのですが、住宅街なので元来た道を。

東福寺

東福寺に向けて進みます。
こちらも道すがらに多数の塔頭があります。

退耕庵
霊源院
同聚院
不動明王坐像は重文

到着です。

この場所が以前から好きです。

何度来ても圧倒される景色です。

日下門から境内に。

【学習メモ】
宗派:臨済宗 東福寺派大本山
山号:慧日山
ご本尊:釈迦如来
庭園:八相の庭(重森三玲)
国宝:絹本著色 無準師範像 自賛/宋版 太平御覧/
                          無準師範墨蹟 円爾印可状
   三門(現存最古)
重文(建築のみ):浴室、禅堂、六波羅門、月下門、偃月橋、愛染堂、
       仁王門、石造十三重塔
メモ:京都五山第四位
  規模を「東大寺」に、教行を「興福寺」で命名。

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大きい寺院は、直前整理が必要そう。

本堂横から。いつ見ても立派です。

五社成就宮
東福寺の鎮守社
石清水八幡・賀茂・稲荷・春日・日吉
の五社を祀る

三門(国宝)にまわります。

本堂に再度周って正中。
こちらの天井の龍がとても好き。

東福寺のイブキ(天然記念物)
禅堂(重文)

方丈と通天橋はまた来たいと思います。
(観光客たくさん)

この先が通天橋

東福寺を後にして、光明院に。

光明院

今回の散歩の最終目的地「光明院」です。
明徳2年(1391)に金山明昶が開創した「虹の苔寺」として知られているお寺。

重森三玲のお庭を見たくて尋ねました。

前庭「雲嶺庭」には「摩利支尊天」がいらっしゃいます。

摩利支尊天

「波心庭」昭和14年(1939)に完成した、昭和の庭造りの名人・重森三玲の作。池泉式の枯山水庭園。

こちらも丸い窓です
額縁
最上階の茶室から

ご参拝終えて本町通に降りて、伏見稲荷駅方面に。
京都カフェでご紹介したかった「喫茶ろく」は行列。
観光客に知られてしまった様です。

喫茶ろく
この建物がよいです

伏見稲荷は原宿状態でした。

ちいかわ

無事に駅に到着。
かなり歩きました。

今回はこちらで終了です。
右肩は痛いけど、足は大丈夫でした(笑)
季節の変わり目ですので、皆様も体調管理お気をつけて。
それではまた。


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Arie
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