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なぜイメコン沼のあと、マインド沼にハマるのか

※注意※
完全に個人の見解と偏見です。
論文のようなものではなく、エンタメとしてお読みください。

リラックスしてお楽しみください👐

こんにちは。
私はイメコン沼を潜っていたらマインド沼に辿り着いて沼の住人となった者です。

私はイメコン沼の住人たちがしばらくすると性格診断類にハマってゆくのを見て大変不思議に感じていました。外見の考察を眺めるのが好きだったのに、難しい英字や数字を並べて自分がどんな性格であるのか滔々と述べ始めるのです。

しかしイメコン沼を潜っていると気がつけば私も似たようなところに辿り着いてしまったわけです。
そんなわけで(ほぼ私をベースに)なぜイメコン沼に深く潜るとマインド沼に辿り着くのか、その変遷を書いてみようと思います。


用語説明

このタイトルを読んで開いた方にイメコンの説明が必要か分かりませんが、若干の差があるかもしれませんので前提共有のため記しておきます。
辞書的な意味ではなく、SNS上での共通認識(と私が捉えている)の意味になります。

イメコン
イメージコンサルティングの略。
外見の傾向をいくつかのタイプに分類するメソッドを用いたコンサルティング。
パーソナルカラー、顔タイプ、骨格タイプ、パーソナルデザイン、印象、テイスト、ファッションスタイルetc…

イメコン沼
上記のような外見のタイプ診断をたくさん受けたり、診断結果を深掘り考察してあらゆるものがイメコンフィルター越しに見えてしまうようになった不特定多数の集団。界隈。
沼は底なしに深く、深淵をのぞく時深淵もまたこちらをのぞいています。

マインド沼
今ここで私が勝手につけました。私はまだこれに相当する用語を知りません。どなたかご存知であれば教えてください。
イメコン沼の住人たちはなぜか各種イメコン診断を渡り歩いたのち、MBTIやエニアグラムといった性格タイプ診断に手を出し始めます。いえ、私のことです。


変遷

ここからは、イメコン沼→マインド沼への道筋を順を追って解説します。

違和感
多くの沼の住人は、幼き頃の記憶のどこかに"可愛くなりたいのになれなかった自分"がいるのではないでしょうか。
・モデルと同じ服を着たのになんか違う
・制服がしっくりこない
・流行の服でダサくなった
・メイクがなんだか苦手
オシャレに挑戦した時に違和感を抱いた記憶、そして"自分は可愛くないからだ"と結論付け奥深くに仕舞い込んだもの。
自分とは関係ないと思いつつもずっと頭の隅で気になり続けています。時には強い嫉妬を攻撃として表現してしまったこともあるかもしれません。

出逢い
出逢い方は様々とは思いますが、いつしかイメコンに出逢います。
世間的な流行がいつかは分かりかねますが、私がオレンジチークに挑戦して絶望した8年前にはパーソナルカラー簡易診断サイトが存在していました。
Twitter(X)やInstagram、最近は雑誌やテレビでの特集も増えましたね。
過去の"違和感"に、もしかして"似合わなかった"だけなのかも…?と一筋の光が差します。
おそらくはまだ診断を受けることはないでしょう。

自己診断オタク
まずはあらゆる自己診断サイトを漂います。イメコン診断を受けた人全員ではないです。マインド沼まで行く人たちのことです。
沼の奥底まで潜る方々は99%考察勢です。アニメ、漫画、ドラマ、歌詞の考察コメントをしてきたはずです。
これまで趣味に向かっていた矢印がついに自分に向かいます。

イメコンの浅瀬
自己考察の末、自己診断はできない事実に向き合うことになります。どんなに深く考えていようが自分を真に客観的に捉えることは不可能です。
自己診断サイトを漁る過程で、イメージコンサルタントという職業を知ることになるでしょう。
近所にするか、オンラインにするか、友達の紹介なのか、知名度か、選択の基準はそれぞれですが診断を受けることに決めます。
診断結果は、これまでの"違和感"に名付けができたり、"違和感"が拭えなかったり様々でしょう。
ひとつの診断結果を味が出なくなるまで(そんな時は来ませんが)噛みまくります。延々と診断結果考察を行います。

イメコンの遠洋
ひとつの診断を足がかりに、似たような外見分類がたくさんあることを知ります。
私はパーソナルカラーのあと、骨格タイプ、顔タイプ、パーソナルデザイン…と芋蔓式に知りました。
そしてネット上の様々な診断結果レポートを読み漁り、自己考察していくうち次第に自分も診断を受けたくなります。

イメコン沼へようこそ
そこには底なしの沼が待っていました…
外見の分類方法は数え切れないほど存在し、さらに流派や協会が存在する…
どれから受けようかもはや神頼みかもしれません。そしてSNSのbioが診断結果で潤ってゆきます。長くなっていくbioにほくそ笑むことでしょう。

イメコン沼の奥深く
何割かは沼に疲れて消沈したり、強い意志を持って沼から足を洗えることもあるようです。
しかしマインド沼まで辿り着く猛者にイメコン疲れなどありません。
外見は内面のいちばん外側。結局のところイメコン考察とは、似合うものはそれとして自分は何が好きなのか?自分はどうありたいのか?に帰着します。
結果、内面を考慮しますという謳い文句のイメコン診断を受け始めます。

そしてマインド沼へ…
内面系イメコンを受けた末に辿り着くのは深い自己分析、性格診断、心理学、認知科学です。
オシャレとスピリチュアルを掻い潜り、理論とセンス、思考と感情の狭間へと沈んでゆくのです。


私の現在

ごめん、同級会には行けません。いま、シンガポール…にはいませんが、スタート地点がオレンジチークとするとだいぶ遠くに来てしまいました。
沼で足掻いたり休んだり遠回りもしましたが、詰まるところ「"人間"の理解」を目指しているのだろうと思います。

私は「イメコン疲れ」してしまった人たちを、救えたらいいなとわずかな希望を抱いております。
本来、その人を魅力的に見せ、人生がイージーになるために存在しているはずだと思うので。

それではこの辺で。


あなたの人生が少しでも幸せになりますように。

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