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Poem

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Arimの詩…風のなかを通り過ぎる時、今日はどんな風景が広がるだろう…。それは、林の中を吹く風とは限らない。街の中を吹く風、貴方との境界を渡る風。…詩と歩く。
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2020年11月の記事一覧

Poem)光は…

Poem)光は…

今まで夢みていたものは
何だったのだろうか…

苦しみの世界で
誰かが見せてくれた灯りを
手のなかに握りしめて
その灯りの光源を探しながら
小さな灯を落とさないように
歩いてきた

手を開くと
光は蛍のように飛んでいって
しまうように思い
ずっと手のなかにしまいこんでいた

今開いてみようと思う、
たくさんの蛍が生まれて
夜を明るくするように
明け方の光に届くように
#詩 #現代詩 #Arimの

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