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和宗総本山四天王寺

四天王寺は、推古天皇元年(593)に 建立。

今から1400年以上も前のこと。『日本書紀』では、物部守屋と蘇我馬子の合戦の折り、崇仏派の蘇我氏についた聖徳太子が形勢の不利を打開するために、自ら四天王像を彫りもし、この戦いに勝利したら、四天王を安置する寺院を建立しこの世の全ての人々を救済する」と誓願され、勝利の後その誓いを果すために、建立されました。

四天王寺


聖徳太子


聖徳太子といえば、日本中で誰一人知らない者はいません。お太子さまこそ、我が国の代表的偉人であり、日本の文化と平和(国家安泰)を象徴する最大の人物といえます。

四天王寺の鳥居

また、昔から日本国民の信仰の対象として尊崇されてきた「太子信仰」なるものがあって、「和国の教主」であり、「救世観世音菩薩」の化身としても仰がれてきました。

四天王寺は長らく「天台宗」に属しておりましたが、戦後「天台宗」からの独立宣言をし、聖徳太子の「十七条憲法」の「和を以て貴しとなす」の精神から宗派として「和宗」と命名、今日の「和宗総本山四天王寺」となりました。


中心伽藍(金堂・五重塔)


中心伽藍

四天王寺に来ると五重塔が立派に建立しています。中心伽藍は有料施設になります。大人が400円ですが、身体障害者は無料になります。

金堂

金堂

金堂は、四天王寺の本尊・救世観世音菩薩を安置する堂。本尊左に舎利塔、右に六重塔、仏壇周囲には四天王像が安置されている。撮影禁止です。


五重塔

五重塔

伽藍中心に位置する鉄骨鉄筋コンクリート造の五重塔。塔高約三七メートル、外観は法隆寺五重塔に倣い飛鳥様式を基本に、より古い形態とするが、内部は六層でらせん階段を配する。

内部の様子

私も靴を脱いで挑戦しましたが、三階で諦めました。


親鸞聖人

浄土真宗の祖である、親鸞聖人を顕彰し、建立されたお堂です。本尊を阿彌陀如来とし、 向かって右に聖徳太子像、左に六字名号の掛け軸が祀ってあります。親鸞聖人(見真大師)の御像は、堂横に安置されています。

見真堂
親鸞聖人像
親鸞聖人像


亀井不動尊

推古元年(593)創建。昭和30年再建。
近畿36不動尊の第一番霊場となっており、本尊は水掛け不動尊。左に子育地蔵尊、右に延命地蔵尊を祀っている。寺伝によれば、聖徳太子が尊いお声に呼び止められ、亀井の井戸を覗かれると、仏法の守護神である不動明王の姿が水面に映っていたため、ここに不動尊を祀られたのが起源とされる。

亀井堂
亀井堂でお経木流し

経木は、お経を書くだけでなく、屋根や箱、傘などにも使用されていました。また、日本伝統の包装材としても知られており、食材の鮮度を保つ効果があります。


仁王門

中門は中心伽藍の南端にあって、伽藍の守護神である金剛力士(仁王)を安置することから仁王門とも呼ばれる。

仁王門

密迹金剛力士(みっしゃく・吽像)

現在の中門は、1963年(昭和38年)落慶で、創建当初の様式を再現したものである。

那羅延金剛力士(ならえん・阿像)


四天王寺はどうでしたか?
時間がありましたら、是非行って見てください。
ご清聴ありがとうございます。



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