住宅設計アプリ、短期間アップデートのこれまで、これから【archiroid.com】
こんにちは、アーキロイドの津久井です。当社は、WEB上で誰でも簡単に住宅を設計できるプラットフォーム「archiroid.com」を開発、運営しています。
1年半前にβ版を、半年前に現行版(1.0)をリリースしました。収益化もこれからという、ひな鳥のようなサービスですが、これから大きく育てて羽ばたかせたいと思っています。このnoteでは、archiroid.comが卵からひな鳥になるまでのアップデート変遷を紹介します。
1年半前:β版リリース
[date] 2020/07/11
[link] コーポレートサイト, Tweet
[summary] 約1年半前に、archiroid.com(β)をリリースしました。当時は、自動生成した住宅案の「検索」「VR内覧」のツールとしてオープンしました。お客様や工務店、ハウスメーカーからご興味を持っていただきました。
半年前:現行バージョン(1.0)リリース
[date] 2021/08/29
[link] PR Times, Tweet
[summary] β版リリースから、ステルスで開発を行い約1年後に1.0をリリースしました。このリリースで最大のアップデートは「メイクモード」です。Webブラウザで動作する3D間取り入力機能を実装しました。
中庭プランに対応:v210920.1600
[date] 2021/09/20
[release] コーポレートサイト, Tweet
[summary] 中庭のある家がバグることがありましたが、その不具合に対応しました。「いろんな間取りを考えたい」というのがこのサービスの出発点の1つでもあります。現在は、中庭、分棟を始め複雑に折れたプランも入力していただけます。
家具の配置機能:v211005.1200
[date] 2021/10/05
[link] コーポレートサイト, Tweet
[summary] メイクモード/VRモード双方で家具を配置できるようになりました。例えば同じ8畳の広さでも、部屋の形によって家具や動線の計画は変わります。家具を置いて無理なく使える部屋の大きさかなど、具体的に検討できます。
VR画面の撮影、SNS共有機能:v211025.1700
[date] 2021/10/26
[link] コーポレートサイト, Tweet
[summary] 自分の設計だけでなく、他の人が設計した家をVRで見て回って「お気に入りポイント」を見つけたらシェアできます。
軸組表示機能:v211102.1700
[date] 2021/11/02
[link] コーポレートサイト, Tweet
[summary] メイクモードで構法(柱梁などの材料)を表示できるようにしました。実はこれまでも、間取りを変更するたびに建築部材を生成するバックグラウンド処理が行われていました。このようにarchiroid.comで作られる3Dモデルは表層の見た目だけでなく、実際にどの部材が何本必要なのかというデータが取られています。
操作の履歴機能、ある時点への復元も可能:v211117.1700
[date] 2021/11/02
[link] コーポレートサイト, Tweet
[summary] 操作の一覧を表示しました。「1つ戻る」は当然のこと、ご自身の試行錯誤の履歴から「ある時点に一気に戻る」こともできます。
建具の種類追加:v211129.12.1200, v211208.1200
[date] [1]2021/11/29 [2]2021/12/-9
[link] [1]コーポレートサイト, Tweet [2]コーポレートサイト, Tweet
[summary] 建具の種類を追加しました。家具や建具は順次追加しています。特に家具はインポート機能も実装したいと思っています。お好きな家具を配置して頂けるように。時期は未定ですが。
間取り作成画面に敷地表示機能:v220112.1200
[date] 2022/1/29
[link] コーポレートサイト, Tweet
[summary] 間取り作成画面に敷地を表示することで、周辺の環境を考慮した設計ができます。敷地模型の様なイメージです。現在は1つの敷地のみの選択ですが、今後は日本全国好きな敷地を選択して設計できるようにアプデする予定です。ご興味のある不動産関係の方がいたらご連絡下さい。
アプデの振り返り
全てが欲しい機能だけど、まだ欲しい機能の全てではない。
β版リリースの段階から、1.0ではメイクモードを実装しようと思っていましたし、1.0以降のアプデの殆どはメイクモードの検討段階で考えていました。そしてまだまだ実現したい全体像のほんの一部です。近日中では、図面のデータダウンロードを開始予定です(現在は上空からのスクリーンショットのみ公開)。その他、これからも継続的にアプデしていきます。
短いスパンでのアップデートを心がけている。
1.0をリリースしてからの半年間で、8回のアプデリリースをしてきました。βから1.0の間に13ヶ月空いているのに、その後は毎月1回以上のリリースをしているのは、比較するとかなりのハイペースです。その要因は大きく2つあります。
1点目はarchiroid.comの機能面にあります。上述のように現在は3つの機能がありますが、β版では「検索」と「内覧」の2機能でした。β~1.0の間に「設計(メイクモード)」という大型開発をおこなっていたためある程度の期間が必要でした。3機能が出揃い、ベースが整ったことで漸進的なアプデがしやすい環境になりました。
2点目は、スケジュールを組んで意識的にアプデを繰り返していることです。当たり前のことを言っているのですが、受託業務と並行して自社サービス開発を行うスモールチームにとってはその当たり前がとても難しいことです。大型アプデとはいえ、13ヶ月空いた反省を活かし、1.0リリースの時点で加えたいアプデを20個ほどリストアップしてスケジュール化しました。当初のスケジュール通りに全て進んでいるわけではありませんが、アジャイルな開発に取り組むことで成果を共有してフィードバックする機会が増え、チームにいい空気が生まれました。
補助事業を活用しまくっている。
アーキロイドでは、archiroid.com, 高さ制限.comの開発に当たり様々な補助事業の支援を受けています。情報処理推進機構の未踏アドバンスト事業、港区の新製品新技術開発支援事業、東京都の同事業などです。個人、又は中小企業が開発をする上で活用できる公的支援事業はたくさんあるので、自社事業を計画中又は開発中でこれらの制度を利用していない方は是非一度調べてみて下さい。審査はありますが挑戦の価値はあると思います。
収益化したい。
実装面だけでなく事業面の構想もたくさんあります。今年はいわゆるPMF(プロダクトマーケットフィット)を探りつつ、どの構想から事業として走りだすかを見定めてこのシステムで収益化する年にしたいです。archrioid.comを使った事業の提案、協業の提案、出資の提案があればぜひご連絡下さい!(お問合せフォーム⇛https://archiroid.com/inquiry)
まとめ
引き続きアプデはおこなってまいりますので、ぜひarchioridのTwitterをフォローして情報をお待ちください。またアプデが溜まったときにこうしてまとめてご報告できればと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。
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