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目白台散歩 〜永青文庫、東京カテドラル〜
こんにちは!アーキロイドの福井です。真夏日の休日、目白台をお散歩。
永青文庫の『殿さまのスケッチブック』展へ。中国の薬学・博物学である「本草学」の影響で、18世紀頃の大名の間で「博物趣味」が流行っていたそう。
(『殿さまのスケッチブック』展 : https://www.artpr.jp/eiseibunko/2024shoka )
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魚や動物、植物など緻密なスケッチが並ぶ中で、1728年に長崎に象が舶来して、2ヶ月かけて江戸の徳川吉宗に上覧された記録や、参勤交代の帰国途中の押し花の記録(1758.05.03江戸発、06.04熊本着)など、現代人がスマホで写真を撮る感覚だろうか、当時の空気感が感じられる。
また、医学の勉強のための中国・明代の「救荒本草」の模写など。
(救荒(キュウコウ)とは、飢餓の対策だったそう)
自然災害や凶作で食糧が不足した時に食べられる植物を掲載された書のようだ。
写真もコピー機も無い時代。展示の模写が荒かったりして面白い。(大丈夫…?)
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永青文庫の別館は、第79代内閣総理大臣 細川護熙氏の父親、細川護貞氏の旧邸。
設計は、建築家・吉田五十八の弟子で両国国技館、平山郁夫美術館などを手がけた今里隆。鉄筋コンクリート造なのに、屋内に入ると吉田五十八流のすっきりとしたコンクリートの家というよりは、木造の新興数寄屋のよう。
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近くに、東京カテドラル(設計:丹下健三)や椿山荘もあるのでご一緒に〜。
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『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー
のWEBサイトを公開しております。ぜひご覧ください。
設計のご相談・ご依頼お待ちしております。