健康の話 その3
前回のおさらい
日本の三大死亡原因は生活習慣病が原因である。
生活習慣病は食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどが発症の原因だった。
日本三大死亡原因は食事・運動・喫煙・飲酒・ストレスなどが発症の原因ということでした。
今回は食事についてお伝えします。
現代人において糖分と食品添加物の摂取量が増えているのはご存じですか?
本日は糖分についてお伝えします。
糖質は穀類やイモ類、砂糖、果物などに多く含まれる栄養素で、体にとって重要なエネルギー源として活用されています。消費者庁が作成した「栄養素等表示基準値(2015)」(※)によると、日本人における1日あたりの炭水化物の目標摂取量は320gとなっています。炭水化物は糖質と食物繊維を合わせたものですが、糖質摂取量のひとつの目安になるでしょう。
※消費者庁「栄養素等表示基準値及び栄養機能食品に係る食品表示基準案について」より
どういったものに糖質が含まれているかというと
ごはん(150g:茶碗1杯):55.2g ←角砂糖17個分
ゆでうどん(200g:約1食分):41.6g ←角砂糖14個分
食パン(60g:6枚切り1枚程度):26.6g ←角砂糖9個分
じゃがいも (200g):32.0g ←角砂糖10個分
と、なっています。
飲料水は?
どの食品にどのくらいの糖が含まれているかなどは書籍などあるので参考にするといいと思います。
糖を摂取すると、血糖値が短時間で急上昇します。
上がった血糖値を元に戻すために膵臓からインスリンが放出されます。それが正常に機能すると問題はありません。
インスリンが働けず血中の糖が増えると活性酸素(体内で悪さする集団)が大量に発生します。糖が滞ると活性酸素が血管を破壊し始め、酸素と栄養素が身体へ届かなくなります。
血中に糖が多く含まれた状態がつづくと高血糖となり、基準値を超えると糖尿病になるわけです。
糖尿病の患者数は年々増加傾向にあります。
更に糖尿病の疑いがある人の約4割が治療を受けずに放置しています。また、治療を始めても高額な医療費の問題や食事制限が続けられずに中断してしまう方が多いのが現状です。
アジア人は欧米人よりもインスリンの分泌量が少ない人が多いので、もともと糖尿病になりやすい体質です。加えて、ストレスや加齢、遺伝の影響もあります。
加えて、怖いのは合併症です。
・糖尿病性神経症
・糖尿病性網膜症
・糖尿病性腎症
特に腎臓の機能がしなくなると人工透析が必要になります。
人工透析は週3回、各4時間。透析は一生続けなければなりません。透析を受けている方は現在約32万人。年間5000人ペースで増加しています。
そして、糖と活性酸素は血管を蝕むので、心臓の血管を破壊されたら心筋梗塞、脳の血管が破壊されれば脳梗塞につながるわけです。
予防策としては≪糖の摂取量に気を付けること≫≪血糖値の急な上昇を招かない工夫≫が大切と言えるのです。
まず出来ることといえば、
ガブ飲みしてしまう飲料水は糖の量に注意ですね。
夏の暑い時、ポカちゃん一気飲みは気をつけましょう!
また、ストレスを身体に与えないことも大切ですね!
これも生活習慣病への対策の1つといえるでしょう。
まとめ
・現代人は糖の摂取量が多い。
・糖を摂取するとインスリンが働く
・インスリンの働きが鈍ると血中に糖+活性酸素が多くなり糖尿病へ
・糖尿病になると血管が破壊され、心筋梗塞や脳梗塞へつながる
・対策は≪糖の摂取量に気を付けること≫≪血糖値の急な上昇を招かない工夫≫を。
次回は食品添加物についてお伝えします。