【3Dスキャナ開発】フォトグラメトリでもやればできるんです!!
フォトグラメトリが苦手とするもの
フォトグラメトリとは複数の写真から3Dデータを作成する技術のことです。
綺麗に3D化できるかどうかは被写体に大きく左右され、一般的に以下のような特徴をもった被写体は苦手とされています。
①単色のもの
②透明/半透明なもの
③光沢のあるもの
④複雑な形状や細かいもの
②、③はフォトグラメトリに限らず3Dスキャナ全般で苦手とされています。
苦手なものでも3Dスキャン可能に!?
例えば某社のスマートウォッチはどうでしょうか。
・単色です(しかも黒い)
・光沢あります
フォトグラメトリを試したことがある方であれば、直感的にこれをスキャンするのは難しいと感じるはずです。
マスキングとかスプレーとかすればスキャンできそうな気もしますが、そうすると、色などのテクスチャ情報が変わってしまいます。
現在私たちが開発している3Dスキャナ(撮影装置)を使うと、フォトグラメトリで以下のようなスキャンデータが得られます。
ちなみに、このデータは64枚の写真で生成しています。
写真撮影から3Dデータ化まではほぼ自動化されており、撮影だけであれば3分もかからずに終わります。
カメラを持って被写体の周りをグルグルとかはしないです。
sketchfabでスキャンデータ公開中です。
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