読書感想文(343)森博嗣『すべてがFになる』
はじめに
こんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。
今回は有名なミステリー小説です。
この作品を初めて知ったのは高校生の頃、クラスメイトにオススメされたことです。ただ、その時は結局読みませんでした。
今回手に取ったのは、YouTubeチャンネル「ほんタメ」でヨビノリたくみさんがオススメしていたからです。
感想
ん〜〜、正直に言えば私はあまりハマりませんでした。
推理に歯が立たないので、400ページくらい読んでからやっと面白くなってきたな、という感じでした。
トリックはかなり面白いと思ったのですが、屋上の場面はちょっと想像できませんでした。
システム等の設定を次々と頭に入れて整理できる人にとっては面白いのかなぁと思いました。
今振り返ってみると、起こっている事件はものすごくショックなのですが、犀川先生がドライな雰囲気だから、そこに流されたのかもしれません。
犀川先生や真賀田女史のセリフはいいなと思うものがあったので、いくつか引用しておきます。
あまり考えたことがない視点でした。
でもどちらかというと、資格情報として都市は気持ち悪いなとよく思います。
18きっぷで田舎の線路から都市に入った時のビルの多さには驚きます。
これはヨビノリたくみさんが動画で紹介されていましたが、改めていいなと思いました。
この後、他人の干渉についての話が出てきます。
他人の干渉を受けたい人もいる→しかし、望んでいる他人の干渉を受けたいという方が正確で、それが作られるという話です。
ゲームの例えがとてもわかりやすかったです。「自分と戦って負けてくれる都合の良い他人が必要なんだ」と。
これは自分に結構当てはまるような気がしました。私は負けず嫌いですが、どちらかと言えば勝てると思える範囲で勝負することが多い気がします。
幼少期にゲームにハマった影響なのかもしれません。
おわりに
続編を読むかどうかはちょっと迷い中です。
他にも読みたい本はたくさんあるので、自分に合っていない気がする本は後回しにした方がいいかもしれません。
とりあえず、積ん読になっているガリレオやアポロを読んで、ミステリ欲を満たそうかなと思います。
ということで、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。