QOLは下げられない!
暑さ対策はいかがですか?おまんたち。
家具を一斉に入れ替えたら
金が溶けました。
梅雨の水溜りを探してもありません。
もう海にまで行っちゃったのでしょうか。
途中から何にいくら
使ったかも足し算しなくなりました。
社会人になると
足し算も使わなくなるんですね。
それでもQOLは下げられないですね。
ビニール袋くらいふわふわ生きてる私もまた
自分に向いてる事が、
今だに分からない20代半である。
欲というのは人間である以上付き纏うもので
私の欲は今、物欲に注ぎ込まれている。
その物欲様様のために早起きして、
残業して働いているのである。
大学の頃は良かった。
嫌な事があれば家に引き篭もって寝てれば、
全てが順調に解決されていた。
エモいを探しに朝まで帰ってこなくても
世間は許してくれた。
いくら昔を懐かしんでも
今の生きる意味を探さなきゃ
やっていけないだろうよ。
しかし1年働いてみて生活してみて
少しずつ形が見えてきている。
見えてきているだけで、
死ぬほど不安になる日もある。
負けちゃダメだと思っても、
1RTKOの夜8時もある。
それでも、12時には寝床に入って
嫌だ嫌だ言いながら、25時には夢の中。
気づけば朝5時。
5時半には会社の駐車場だ。
そう、私には時間が付き纏う。
頭の中、時間と時計でいっぱいだ。
足し算は使わなくても
時計の授業は役にたった。
お道具箱しか勝たんね、こりゃ。
“サラリーマンには向いてない”
私だけじゃなくみんな思う事だろう。
就活に悩んでそうで悩んでなかった頃の私が
飲み会中、外で煙草を吸う先輩の横に
ウザく、そして怠く
話しかけに行った時のことである。
(飲み会中外で煙草を吸う人を見ると
8月最後の線香花火くらい
胸が締め付けられるのは私だけ?)
「先輩!!僕やりたい仕事ありません!」
と一言。するとその先輩は
「お前はサラリーマンに向いてねーよ」
と煙草の煙を綺麗に闇夜に吹いた時は、
理由は覚えてないが、
『確かにそうかもしれない…』と思って、
大通りから外れた道も見てみたりしてみた。
すると意外に初めて見るお店や猫たちが、
カッコよく、そして優しく見えた。
人の人を感じれる場所が沢山あった。
当日は物欲様がまだ子どもだったので、
本当に金も要らないと思っていた。
思っていただけで終わりは早かった。
春にも慣れたある日
その先輩が公務員になると聞いた時は、
外れた道で猫を撫でていた私も
すぐに大通りに戻ったのだった。
私は大通りのど真ん中を今も歩いてる。