転職活動を通して得られた考え方

こんにちは。アラサー女のタカラと申します。

タイトルから覗いてくださった方は転職を考えてる方でしょうか。
もしくは現在、転職活動をしている人でしょうか。

ここでは転職の"活動”を通して感じたこと。難しかったことを記載しています。私の中で起こった"良い変化"に焦点を当てた記事です。
現在仕事で悩まれている。環境を変えたいのに一歩踏み出せない。そんな方には是非、一読して感想を抱いていただけたら嬉しいです。

■転職前(先が不安時代)
私は新入社員として入社以来、2年半程を中小規模の商社で営業に就いていました。外面の良さとヘラヘラとした表情がウケたらしく、当時の会社では珍しい女性の営業配属。

女性の社会的活躍の場を増やすことを目指していたこともあり、男女差なくガツガツと働かせてもらいました。そこは自分の性に合っており、いろんなことに挑戦できることを嬉しく感じながら仕事に向き合うことができました。

また、まわりの同世代に比べて給料がよかったこともあり、モチベーションが高かったこともよかったと思います。

しかし月日が経つにつれ、取引先が増え、残業が増え、、やる気に満ち溢れていた新入社員は、いつの間にか土日がくるのを待ちわびるような、しがないOLへと変化していきました。
その内には土日にも仕事を持ち帰り、プライベートでも仕事のことを考えるようになっていったのです。

良くも悪くも、仕事に対する姿勢がよすぎる会社だった為、残業や持ち帰り仕事は珍しいことではなく、先輩社員や同期が当たり前のように土日返上していたのです。まわりから強いられるようなことはなかったのですが、当たり前に行われる"空気感"に抗うことはできませんでした。

そんな状況下でも辞める決め手は仕事量ではなく、扱っている商材への興味が持ち切れなかったことです。この先ずっと同じ仕事を続けていくのか。そんな漠然とした不安と嫌悪感を抱いていました。
取引先との間を取り持つ仕事にやりがいを感じられはしたものの、自分の"スキル"として新しく能力を身に付けられている実感もなかったのです。

まだ社会人経験も少なかったけれど、会社での立ち位置が決まる前に転職することを決意しました。

■転職期間中
営業職として会社の業務を滞りなくこなしてはいましたが、特にこれといったアピールポイントも無いままに転職を決めた為、道のりは狭く険しいものでした・・。
今後の自分のやりたいことを考えた結果、EC関連の業務につきたかったのですが、何の知識も技術も無かったことで希望する業種ではなかなか採用通知をいただくことはできませんでした。

そんな、なんの進展もない状況を打破する為に個人で何かを始めようと動き始めました。
前職でしっかり働いていたことにより、貯金はある程度あったことが幸いだったと思います。立ち上げ資金をかけず、自分の興味ある分野でと考えた結果、古着屋のオンラインストアを立ち上げました。

販売の仕組みや仕入れ先の開拓など、1からの勉強ではありましたが、自分が足を踏み入れたことのない世界に一歩を踏み出すのは良い経験だったと思います。

結果として、その業界の人たちと知り合い、様々な"卸"の現場を見られたことは今の仕事でも役立ちました。何かに挑戦する為の行動へのハードルは格段に下がったと思います。

実績としては酷いものですが、個人販売の経験や挑戦する姿勢を買ってもらい、その後の転職活動はスムーズに進むことが増えました。"動く力"を欲している企業の多さを改めて知ることができたと思います。

■転職後
元々のEC関連の知識や経験を積みたいという希望を叶えられる、EC販売系の職種へ転職。
関係会社を出てるわけでもない私を拾ってもらった今の上司には本当に感謝しています。
(曲者上司ではありますが)

今は会社で雇われながらも、独立や個人という形で何ができないかを模索している真っ最中。転職を通じて"一歩すみ出す勇気"を出すことができるようになったからです。

転職先がどうかと言われれば、お給料も前職の方がよかったり、通勤時間も長くなりました。やってみたい仕事ができていることだけが唯一前職よりも良い所。

そんな環境ではありますが、自分自身の行動力や考え方が変わったというポイントは何よりも転職をして良かったと思えるところです。

転職を考えている人の話を聞くと、転職した結果(条件の比較、環境の比較)を気にする方が多いように思います。
しかし、ここで声を大にして伝えたいのは、結果が全てではないということ。過程で得られたものもあなたにとっての糧になる筈ということ。

少しでも転職活動で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

ここまで読んでいただき有難うございました。

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