有限会社 吉住商店

熊本県荒尾市で保育園や病院に野菜や果物を卸しています。日々、旬の野菜の情報や、美味しい調理の話など、誰でも実践できるようなちょっとした話題を書いていこうと思います。

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マガジン

  • 野菜と果物のあれこれ情報

    季節商品の話題や価格動向などについてリアルタイムで発信します

  • 会社とお金の話

    法人の運営や、会計に関することなど、零細法人の運営に関して考えたことを書いていきます

  • おすすめ野菜の調理法

    野菜は季節により、バリエーション豊かでとても楽しいものだと思います。オススメの野菜とともに美味しい食べ方まで紹介します。

最近の記事

この10年間の値上がりに。

5月10日に店舗の中を掃除していたら、古い帳面が出てきたので処分しようと点検を行っていました。 すると平成25年の帳面が出てきたので、ちょっと中身を確認してみる。 ・玉ねぎ 150円(1㎏) ・人参 230円(1㎏) ・じゃがいも 220円(1㎏) ・キャベツ 170円(1㎏) ・きゅうり 250円(1㎏) ・大ネギ 330円(1㎏) ・レモン 50円(1個) もう、正直、唖然としました。いや、自分で書いたはずのデータですが、現在の価格とは全く違っていて、本当にびっくりで

    • まもなく、とうもろこしが登場

      GWあけましていかがでしょうか。 連休中は体調が悪くて、何もできませんでした。 スイカの登場から、いちごの終了とくれば、次は「とうもろこし」が出てきます。5月から8月にかけてと期間は長くないので、ぜひ楽しんでもらいたい商品です。 品種改良もし易いため、かなり多品種となっていますが共通することは一点だけです。 とにかく、鮮度が命。正直言うと、生魚や精肉レベルで鮮度が大事。 収穫した時点が一番甘くて、日が立つと味が落ちていきます。 北海道産のとうもろこしは氷の中につけてあり

      • キウイフルーツとすいか

        残念なことに、2024年4月後半から5月にかけては、曇り空の予想が多いようです。日照不足により野菜価格は高止まりになると予想しています。 さて、今年もニュージーランド産のキウイフルーツが出荷スタートしました。いわゆる「ゼスプリ ゴールドキウイ」ですね。果実の中でもダントツの人気商品だと思います。グリーンに比べて、チクチク感が少ないこともプラス要因であると思います。 また、スイカも小玉スイカから出荷が始まりました。価格は500円~2000円ぐらいまでと幅広く、天候不良ではあ

        • 筍、里芋とさつまいもはまもなく終了

          4月に入ってから雨が続いていましたが、4月2週目からやっと晴れ間が出てきました。曇天や雨が続くと、カビが大発生するわ、作物は育たないわで野菜が高騰していました。このときに、品質も安定しないのでとても手がかかります。 せっかくの桜も雨で散ってしまいましたが、これと同時に春の味覚「筍(たけのこ)」もまもなく終了です。雨上がりと同時に、気温の上昇により、成長スピードがグンと上がってしまいました。 3月末から、希望する取引先にはゆでタケノコも提供してまいりましたが、来週いっぱいで

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        記事

          新じゃがいもにはご注意。

          今日は3月31日の日曜日。決算日ですが、朝から忙しくてバタバタしていました。それでも、日中が暑くなってきたので冬物を片付けたり、部屋の模様替えをしたり、濃い1日だった気がする。 今回は、新じゃがいもに関する注意喚起から。緑色に変色した新じゃがいもは食べるな。目の不自由な方には申し訳ないけど、新じゃがいもは緑色に変色した時点で食べないほうがいいです。皮を厚く削ればいいとか、そういう問題ではありません。 北海道じゃがいもの場合は芽を取ってしまえば、ある程度までは食べられます。

          ¥100

          新じゃがいもにはご注意。

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          犬に生肉

          先日、いろいろな記事を見ながら、グーグルで検索してみると意外にも「愛犬に生肉」という記事が大量にあることをみつけました。ほんと、ススめる方は多いですね。 ただ、本当に注意してほしいことは「栄養が偏る」という点です。 私の愛犬は「主にドッグフード」を与えていますが、病気もなく疾患もないので現在12歳になりました。ちょっとおじいさんになってしまったので、運動とかは無理にしないようにしています。 この「主に」という部分が重要で、「それだけを与えればいい」という考えは正直間違い

          畑も産地も日替わり

          本日は3月10日日曜日です。先日、誕生日が来てしましました。 さて、前回の投稿でちょっと書きましたが、短く書けば「同じ野菜と果物は2度と来ない」ということです。 当たり前のことですが、野菜を収穫してしまえば畑の中はカラの状態になるわけで、そこから新しく作物を植えて収穫するまで(収穫時期は異なるが)ざっくり、3週間後から3ヶ月ぐらいかかります。 果物に限れば、1年に1回しか収穫できません。 「じゃあ、オレンジとかレモンはどうなんだ」とか言われますが、実は「産地を変更する」こ

          畑も産地も日替わり

          春野菜がぞくぞく登場…価格も上昇

          3月に入りまして続々と春の野菜の出荷が始まりました。 それと同時に、冬野菜は最後の売り尽くしセールに入りましたので価格がいろいろと混在している状態です。 高値圏で取引中(全体の出荷数量が減少のため) ・人参、きゅうり、白菜 春野菜入れ替わり ・人参、大根、白菜、キャベツ、玉ねぎ、じゃがいも、なすび 冬野菜終了 ・かぶ まもなく産地移動(平地→高冷地) ・ブロッコリー、カリフラワー 次回は、産地の移動に関して書きたいと思います。

          春野菜がぞくぞく登場…価格も上昇

          今日は春キャベツが入りました。

          業務用の注文を受けていると、春先のキャベツに関しては様々な要望が多くていつも大変な時期であると思っています。 多くの飲食店では、冬に出てくる(身のしまった固い)キャベツが好まれるのですが、3月の中旬からはこのキャベツの生産が3週間ぐらいなくなります。その間に出てくるものが、写真のような渦巻でとんがりタイプの春キャベツです。 春キャベツもこの時期の2~3週間しか食べられないので、ぜひこの時期は楽しんでほしいと思っています。 さて、では、冬に出てくるキャベツと何を比べたらいい

          今日は春キャベツが入りました。

          うれうれトマトがあります。(めちゃくちゃ困る)

          新品の熊本トマトを仕入れたつもりが、蓋を開けると既に半分がうれうれの完熟トマトになっていました。お店は納品してから2〜3日経って使うところもあるので、すんなり使うことが出来ず。 なくなく仕分けして、取引先に連絡してから、問題ないところだけお安く出してしまいました。 さて、実はこの時期のトマトもなかなか悪くないのですが、声を大にして言いたい。 料理に使うなら、ミニトマトがうまい。というか、普通のトマトは水分が多すぎて味がぼやけやすいという欠点があります。美味しいミニトマトを

          うれうれトマトがあります。(めちゃくちゃ困る)

          保管温度は厳守で!

          冬の時期のバナナは保管温度の管理が難しく、放っておくとすぐ黒くなってしまいます。 商品として出荷するには心苦しいところもありますが、廃棄ばかり出てしまってもしょうがないので、当店では温度管理できる冷蔵庫に移動しています。 ちなみに、バナナは温度が高くても低くてもダメです。 保管温度は12度~18度の間が一番品質が長持ちしますので、 気温の変化が激しい時期は食べ頃の間にさっと食べてしまうのが一番良いと思います。

          保管温度は厳守で!

          春に食べたい旬のもの

          今日はラジオで菜の花の話題をやっていたのでちょっと話題にしたいと思います。 まず、3月1日~4日のひな祭りの間は、ちょっと手に入りにくくなります。もしくは価格がお高めです。今年は気温が高めに推移していることもあって、すでに3月初旬以降の出荷も若干怪しい感じですが、例年なら4月ごろまで続く予定です。 気温で関係してくるといえば、「花が咲きやすい」という点もあります。 正直、花が咲くギリギリのところで出荷しているので売り場に置かなくても、冷蔵庫の中で花は咲きます。(水につけて

          春に食べたい旬のもの

          日本酒の話

          皆さんは好きなお酒がありますか? 私は、父が呑み助だったので、なんだか飲み方にもポリシーがあったせいか、私もそれにつられて飲むときの個人ルールを作ってしまいました。 今、飲んでいるのは「立山」です。普段は本醸造ばかりですが。 飲み合わせに注意する(ビール・酒・チューハイ・ワイン・ウイスキー・スピリッツ)などなど、酒を混ぜて飲むなということです。 最初にビール、あとからハイボールなど飲む量には十分注意しましょう。 安い酒を避ける。(安いと酔えるが、次の日は後悔します)

          昆虫食は地球の未来を救う?はず。

          昆虫食の未来において、持続可能性の視点から考えると、昆虫を食品として活用することで、地球資源の節約や二酸化炭素排出量の削減が期待できます。例えば、昆虫をエサとして育てられる家禽の飼料として利用することで、動物の飼料の需要を減らすことができ、農業における環境負荷を軽減することができます。 ヘルスケアの視点から考えると、昆虫食は栄養価が高く、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。例えば、クリケットなどの昆虫には、オメガ3脂肪酸や鉄分が多く含まれており

          昆虫食は地球の未来を救う?はず。

          タマゴの価格は下落中。正直、大丈夫ではない。

          店頭価格が一時期に比べて、値下がりの激しいタマゴですがこのまま放置しておくと大変なことになります。 農業新聞によれば、なんと生卵の価格が下がったままなので廃棄を始めたというニュースが出ていました。 今年は(養鶏場の対策のおかげで)鳥インフルエンザの発生も去年ほどの激しさもなく、年末も供給には十分な量が確保されていましたがここにきて在庫が積み上がり始めたというのは深刻です。 業務用の卵はすでに国産からの切り替えが進んでいたり、卵自体の代替が進み(卵を減らして豆乳を使うなど

          タマゴの価格は下落中。正直、大丈夫ではない。

          きのこのバリエーション

          AIさんに聞いてみたところ、日本にあるきのこは全部で5000種類ぐらい存在しているらしいです。 その中で人工的に栽培できて食用にされて、出回っている商品はたった20種類ぐらいしかないそうです。 また、人工栽培を行っていないキノコ(松茸など)のなかでも、食べられるものは50種類ぐらい。逆に、いわゆる毒キノコは200種類以上もあるそうです。 問題はこれらの毒キノコが道の駅などで実際に販売されていたケースがまあまああることです。一般の方では、毒キノコなのかそうでないものかを見分

          きのこのバリエーション