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すったもんだの一日。

 何とも忙しい一日だった。

 数日前から作業スケジュールは決められているので、それに合わせてペース配分をすればいい。ちょっと遅れているからここは急ごうとか、思ったより早く仕上がったので他を前倒ししよう、てなことを考えながら日々仕事を捌いている。

 しかし今日はえらく疲れた。まず、作業の前倒し依頼が来た。何時までに終わらせておいてくれ、という案件だ。数日前に「この日は作業予定を変えるかもしれない」という話はあったが、具体的に時間を指定されると流石に慌てる。他はともかく「その作業」だけは時間を守らねばならない。
 とりあえず自分の仕事を進めていたら、今度はアクシデント発生。何と同じ現場の人が腰を痛めてしまい(ギックリ腰?)、あえなく離脱してしまった。さあ大変だ、この埋め合わせはどうする? 代わりに自分が入ることも可能だが、そうすると今度は別の仕事が遅れてしまう。困ったな。

 と思ってたところに一人応援が来た。これで何とかなった。やれやれだ。
 そして終わってみれば、他の人のフォロー等もやっていて結局就業時間ギリギリまで働いていた。まあフォローしてもらったこともあるので、フォロー返しみたいなトコもあった。普段はここまでやらないのだが今日は週末、これを捌けば帰れるさと気分がハイになってたのかもしれない。

 その分、帰りに寄った整体院では「今日は随分お疲れのようで……」と。先月来た時よりも身体がガチガチだったようだ。やはり症状として現れてしまうのだな。
 整体といえば、今日腰を痛めて離脱してしまった人は、かつて他所の職場で腰をやってしまったという持病持ちの方でもあった。この数日で気温が下がり、また症状が出たせいか? ただ数ヶ月前にその話を聴き「だったら整体院とかどうです? いいトコ知ってますよ」と教えようとしたら、

「うーん、どんな症状だか聴くのが怖いからね……」

 いやいや、せめて完治とはいわなくても改善は目指しましょうよ。爆弾抱えながら生活する方がずっと怖いと思うのだが。ただ、整体院の先生曰く「男性ほど、そういうところに行きたがらない」のだとか。自分みたいにリフレッシュがてら足繁く通う人間は珍しいのだろうか。

 月曜に来れるかな、あの人は。

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