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困難は即ち改善のチャンス。ひたすら分析あるのみ。【ことばを考える】#9

こんにちは。AQUAです。

今回もやっていきます「ことばを考える」第9回。
今回は、困難に立ち向かう際の心持ちを教えてくれる、このことばです。

競争相手が強いのは幸運なことだ。われわれに、事業運営や商品を改善する、より多くのチャンスを与えてくれる。

カルロス・ゴーン

日産自動車元CEOで、日産の業績をV字回復させた立役者とし名の知れた人物が言ったことばです。
彼は、今現在厳しい状況にはいますが、その実績自体は目を見張るものがあると思われます。

そんな彼が述べた言葉は、困難についてどういうマインドで接していくべきかを端的に表しています。

あらゆる事業には競争相手がいます。
日産なら、トヨタしかり、ホンダしかり。
日本国内だけじゃなく海外にも競争相手が多数存在しています。

どの企業も、それぞれの強みを持っていて、強力な競争相手であったことでしょう。

しかし、競争相手がどういう点が強いかを分析できれば、自社に足りないところや、逆に自社にしかない強みというものがわかるというものです。

その中で、事業運営や商品の改善に、比較しながら挑めるのがとても幸運なことだというのです。


翻って、自分自身のことで考えてみるのがどうでしょうか。

職場でライバルといえる人はいるでしょうか。

どうしてもこの同期だけには負けたくない。
先輩だけど、この人には絶対追いついてやる。
本当に仕事ができて尊敬できる上司に学びたい。

この資本主義経済の中では、資本という限られたものの分配権を取り合うという側面もあり、ある意味万人が競争相手になりえます。

残酷ではありますが、成功者なえりえるのは、ごく一部だけ。
5%の人間が、95%の富を独占しているなんていわれることもあります。

上位5%になるのは難しいかもしれないけれど、そこに近づいていくことはできるはずです。

実際、心身共に健康であるのにも関わらず、インターネットに粗製乱造される悪質な快楽に溺れるだけで、なにもやろうとしない人も多くいます。
借金漬けなのに、さらに借金を重ねてパチンコや競馬などの賭博娯楽に興じてしまう人もいます。

そんな中から抜け出して、少しでもいい生活を過ごせるように、努力をしたい人は、このことばを覚えておくのがいいんじゃあないでしょうか。

挑戦をしていく中で、必ず競争相手が現れます。
先を行く人たちでもいいです。

その人たちは、とても遠くにいるように感じられるかもしれない。
果てしなく長い道のりすぎて、本当にこの道の先にいるのかさえもわからなくなってしまいがちです。

しかし、彼らのことをきちんと分析してみて、何が強いのかを理解してみるとどうでしょうか。
ゲームのように簡単に理解できるとは限りませんが、ある種のスキルマップのようなものが見えてくるのではないでしょうか。

「ああ、このスキルを鍛えれば、この人のこういう面に近づけるのか」
「おれにはここが全く足りてないけれど、この人にはないこのスキルがおれにはあるみたいだ」

冷静で、冷徹な分析を重ねること。
彼我の違いを書き出してみる。

そうすることで競争相手の理解、ひいては自分自身の理解も進むというものです。

1,2年前ほどから流行り出しているMBTI診断をやってみるのもいいと思います。
自己理解のために十分使えるツールと言えましょう。

あの診断の面白いのは、おなじ診断結果の成功者たちがみれることでしょう。
実はあの人がおなじ診断結果なのだ、と親近感もわくし、それによって目標設定もできましょう。

そうして、チャンスをものにしていきたいものです。


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