福岡で過ごした10年
この記事は高速バスに揺られながら書いている。
今年の2月に仕事で体調を崩して『双極性障害』と診断された。このまま福岡で生活するのは難しいため地元へ帰ることにした。
地元を離れて福岡で10年過ごして今思うのは『よく生きのびたなぁ』と。
10年前は『このまま地元にいたら良くない』と感じたから目的もなく地元を離れた。
そのおかげで地元にいたら出来なかった沢山の経験が出来た。その中でも『自分の好きなこと』を見つけられた。
それは『音楽』だ。
自分には今まで『趣味』や『好きなもの・こと』というものが無かった。音楽は専ら聴くのがメインで自分が楽器を弾くなんて考えは無かった。試しに始めてみたギターなどの楽器をしてみたら楽しいのもあるけど1度スイッチが入ると弾くことに没頭出来て気が紛れる。仕事などでストレスが溜まるとなにか楽器を弾くことで自分の中にあるモヤモヤした気持ちが完全には消えないけど少し晴れて来る感じ。それがスッキリした気持ちにさせる。(モヤモヤが大きすぎるとやってても楽しくない日もあったが…。)
それから『ライブ』だ。
これも今まではDVDを見るだけだったが思い切って会場に行って好きなミュージシャンのライブを見に行くようになってから価値観が変わった。目の前で好きなミュージシャンがライブやってるのを見るだけで感動するというかエネルギーを貰えるものなんだと。それからはドーム、アリーナ、ライブハウスといろんな会場でのライブを見に行くようになった。
このように良いこともあったが正直キツイことのほうが多かった。特に最初の職場を転職してからの2年間は特に濃かった。いろんな経験が出来て転職したことに後悔はしてない。あのまま最初の職場で働き続けることは無理すれば出来たとは思うが『何も変わらない毎日』が続くだけでそれはそれで怖かった。
これから先は、どうなるのかまだ分からない。でも、福岡で過ごしてきた経験は地元で過ごす上で活かせると思う。
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