日常の中にこそ画期的なアイデアの種がある
画期的なアイデアって、意外と「当たり前」だと思っているものを違う角度から見ることで生まれることが多い気がする。
例えば、普段の不便さを「なんでこうなってるんだろう?」って疑問に思うところから始まったりするよね。
あと、特別な環境じゃなくても、普段の生活の中で他の分野のことを取り入れたり、誰かとの会話からヒントを得たりして、「あ、それをこう使ったら面白いんじゃない?」みたいに思いつくこともよくある。
身近な素材や技術をちょっと組み合わせたりアレンジするだけで、思いがけない解決策になることもある。
それこそ、コロコロ(粘着クリーナー)なんてまさにその典型的な例だと思う。
シンプルな仕組みだけど、当時は「こんな便利なものが!」ってなった人は多いと思う。
特に、家の中にある繊維やホコリを効率よく取るっていう問題を、ローラーの形状に粘着性のテープを巻きつけただけのもので解決している。
そんなシンプルな構造だからこそ、扱いやすくて、多くの人でも簡単に使えるんだと思う。
しかも、その後も改良されて、柄を伸ばせるタイプとか、ペットの毛専用のものとか、用途に合わせて進化してるのも面白い。
身近な課題に焦点を当てて、簡単な仕組みで解決できた好例だと思う。
この構造のポイントは、「手軽さ」と「消耗品の交換ができるところ」だよね。
粘着シートが一回限りで使い捨てできることで、衛生的だし、次々と新しい部分を使えるのが便利。そのシンプルな仕組みが、使う人にとって負担にならないのも成功の理由だと思う。
こういう発明やアイデアを思いつく人って、つい「天才」とか「特別なセンスがある」って思われがちだけど、実際はそうでもない。
むしろ、身の回りをよく観察して、「なんでこれがこうなってるんだろう?」とか「もっとこうできないかな?」って日常的に考えるクセがある人が、こういうアイデアを生み出してることが多い。
たとえ当初の意図と少しズレたとしても、結果として画期的な商品が生まれたなら、それは大成功と言えるよね。
むしろ、予想外の展開や新しい使い道が見つかることって、革新的な商品にはよくあることだと思う。
実際に私もこの様な過程で見つけたある商品を使ってプライベートサロンを3年前に始めたけど、まあ目から鱗でしたよ。
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考察していくと、コロコロのようなアイデアを生み出す人たちの思考パターンには、いくつか共通する特徴がある
1. 観察力が高い
日常の中で「これって不便だな」「もっとこうできないかな」と感じるポイントに敏感。
倉庫で女性社員が服のごみを取る光景に気づけたのも重要な点。
普段の中の何気ない行動を観察し、それが「新しい可能性」と捉えることが「発想の転換」に繋がっている。
2. 失敗を受け入れる
「これは失敗だった」と終わらせず、「何か活かせる部分はないか?」と考える発想がポイントだと思う。
売れなかった時点で諦めず、在庫をどうにかしようとしたところから転機が生まれた。失敗を「次のヒント」として捉える柔軟性があるよね。
3. 簡単な解決策を探す
解決策を考えるときに、難しく考えすぎない。
「もっと手軽に」「もっと安く」「簡単に使えるように」という発想がベースにあるから、シンプルな仕組みでも効果的なアイデアが生まれる。
コロコロは、掃除機みたいな複雑な機械ではなく、粘着テープという誰でも扱える素材を選んだ。
その為、比較的に安価で提供できて、誰でも扱い易くなっている。
4. 柔軟なアイデアに変える
初期のコンセプトに固執せず、新しい方向性に進む柔軟性が成功を引き寄せた。
「ゴキブリを捕まえる」から「ごみを取る」へ対象を変えたことでヒットした。この大きな発想の転換がなければコロコロは生まれなかったよね。
5. ユーザー視点で考える
コロコロの商品化にあたって、使いやすさに徹底的にこだわっているよね。
矢印をつける、白いテープにする、剥がしやすくする――どれも「使う人がどう感じるか?」を想像して改良している。
ただ作るだけじゃなく、「実際に使うとどうなるか」を考え続けた結果だと思う。
じゃあ、この様な視点を持つ様になるにはどんなことをしていけば良いと思う?
これらのスキルを身につけるには、日常の習慣や考え方を少しずつ見直してみることが簡単な気がする。
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