ゲームメイカー27 叔父の命運
ぼくは余りにも理不尽な土龍の怒りに、佳那汰さんをどうにか守れないかと考えた。
そのために、自分のゲームのドラゴンフィールドは何故あるのか佳那汰さんに聞いた。
誰だってドラゴンに会いたいだろう。
佳那汰さんの答えは簡単明瞭。
畏敬の念がぼくにはあります。それでも、確かにこの目で見たときの感動はまだ、覚えています。アバター越しですけどね
そうだろう。龍は怖いし恐ろしい。だから、感動するんだ。そうだ。寝所を作ろう
新しいドラゴンフィールドだ
土龍の帰りを待つ間、佳那汰はすっかりその話しに夢中になった。
よし、もし土龍の叔父さんにパーツを戻せなかったなら、ヤスお前にダンジョン作りは任せよう。皆協力してくれる。
ぼくは過去に戻る。決意を秘めた表情の佳那汰さんは途方もなく危なっかしくみえた。
ああ、ともかく間に合って欲しい。今の願いはそれだけだ
ここまで
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